バケツや長靴が釣れるっていうのはマンガの世界だけで、本当に釣れたところなんか見たことありません。下野正希プロが滋賀県琵琶湖で空き缶を釣ったのを見たぐらいです。ところが、9月19日にワイルドキャットで植木鉢が釣れました。プラスチック製の植木鉢の縁の小さな穴にカジキ用のフックの先が掛かってます。これってハリセンボンの小さな口にカジキ用のフックが掛かったのと同じぐらいの神業じゃないでしょうか。アングラーの宮島康彦さんはさすがです。キャプテン服部は……知りませんよー。
こんなこと書いてるぐらいだから、釣れなかったんだろうって? その通りです。8月28日以降、8日連続カジキのストライクなし。戻りガツオもぜんぜんダメで、釣れるのはちっちゃなシイラだけです。シイラは日を追って数釣れるようになってきてます。流木狙いでキャスティングしたら、そこそこ楽しめるんでしょうけど、トローリングで釣って面白いサイズではありません。
潮岬のすぐ沖、水深50mぐらいの所では、なぜかここだけカツオが釣れてました。一本釣りとエサ釣りとケンケンの漁船が入り乱れてます。そのカツオにカジキが付いてないかと、まわりを走り回ったけど、やっぱりストライクはありません。9月13日、15日、18日、19日と近くのエリアと串本大島、潮岬沖を交互に走ってるから、もしカジキがいたらストライクがあってもよさそうなものです。それがないということは、もういないのかなー。黒潮が直行してるからカツオも望み薄だし、こうなったらワイルドキャットにスパンカー付けてジギングするか、パラシュートアンカーでアマダイかアカムツの流し釣りでもやってみましょうかねえ。