Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

05/03/07

2スト規制見なおし署名
1カ月で2000人突破

 環境省の特定外来生物選定パブリックコメントが10万件オーバー。佐賀県の外来生物パブリックコメントが約4000件。続くは滋賀県フィッシングボート協同組合が中心になって集めてる琵琶湖の従来型2ストロークエンジン規制見なおし証明が、開始から約1カ月で直筆署名と電子署名を合わせて、すでに2000人を越えてるそうです。まだ今のところは大した告知もしてないのに、すごい勢いですね。

 組合長の菱田敬一さんによると、ショップなどで自発的に集めてる所があるそうです。それが1軒で数100人になるとか。ほかに個人で数10人集めた人が何人もいます。予想以上の反響と立ち上がりのよさには、言い出しっぺの菱田さんも驚いてるぐらいです。

 やっと3月に入ってバスアングラーが動きだすのはこれからだし、琵琶湖のバスボートマリーナやレンタルボート店でも、署名を集めてる所はまだそんなに多くありません。釣り関係以外のマリーナやボートディラーに協力してもらうのもこれからの話です。もちろん、滋賀県釣り団体協議会Bass Fan Netも協力することになるでしょう。このまま順調にいったら5000人や1万人は軽いんじゃないでしょうか。

 滋賀県に探りを入れた感触として、条例を見なおすにあたり、利用者の方から具体的な要望や提案を出してほしいということがあるようです。例えば使用禁止を2年間先送りすれば、これだけの台数の船外機が耐用年数いっぱいまで使えるとか、こういう触媒を装備すれば排ガスがこれだけきれいになるから使用を認めてほしいとかの提案ですね。そういう要望や提案がない限り、滋賀県の方から使用禁止を先送りしたり、新たな排出ガス対策の規定を設けたりはできないということですね。

 そういう要望や提案を出すのに、これだけの支持者がいるという事実を署名で示すのは大きな力になります。その意味では、2スト規制の見なおしは現実味のある話かもしれません。そのためにも、署名活動の拡大が望まれます。菱田さんには、ぜひがんばってほしいですね。

 それと、リリース禁止の方は特定外来生物の問題に紛れてしまって具体的な話が進んでないんですけど、条例の見なおしに間に合わせようと思ったら、もうそろそろ動きださないといけません。まずはバスアングラーの要望や提案をできるだけ集めて、一定の合意を作ることですね。そのための動きを適当なタイミングで始めないと、また滋賀県の都合で形だけ話を聞きましたってことでやり過ごされてしまいます。環境省がバスに対してどのような特定外来生物規制の網をかけてくるかを横目でしっかり見ながら、琵琶湖のリリース禁止のことをもう一度よく考えてみるタイミングが来てるんじゃないでしょうか。

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