Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

05/02/05

フィッシングショーOSAKA
一般公開初日はまずまずの入り

 フィッシングショーOSAKA一般公開初日の2月5日、ジャッカルブースのパブリックコメントコーナーで記入の説明をしてたら、北陸フィッシングショー実行委員長の北出弘紀さんがやって来て、韓国のバスアングラー、キムさんを紹介してくれました。何やってるのかということで、パブコメの話をすると、韓国へ帰ったら仲間のアングラーにたのんで提出させると言ってくれました。日本と韓国のアングラーがバスフィッシングを通じてせっかく仲よくしてるのに、日本の役所は何やってくれるんだというわけです。

 確か、環境省の提出要項には、日本国民に限るとは書いてなかったと思うんですけど、こういうのもありなんでしょうかねえ。パブコメだけではありません。有名バス釣り場の安東湖がある安東市の市長から日本の環境大臣に抗議してもらうように手配してみるとも言ってました。北出さんは、アメリカのトーナメント仲間に頼んでパブコメを書いてもらおうかなと言ってました。「それよりも、やっぱりブッシュ父やで!!」と誰かが言ったとか言わないとか。こうなったら、まさに国際問題ですね。

 その横では、中学生の3人グループが一生懸命パブコメを書いてくれてます。「どういう風に書いたらいいんですか」という質問が多いのは、まだまだ説明不足だということですよね。それを説明するのがB.B.C.服部の役目です。難しい理由はいりません。一般のアングラーだったら「毎週釣りに行く楽しみを奪われる強い恐れがある」でオーケーだし、釣り業界の人だったら「会社の業績に大きな影響が出て職を失う恐れがある」で十分。子供だったら「大好きなバスを殺さないでください」でも、「家の水槽で飼ってるかわいいバス君をこれから飼えなくなるのは嫌」でもかまいません。環境がどうの、生態系がこうのなんて難しいこと書くよりも、実際に自分が直面しそうな問題を訴えた方が、読んでくれる人だって、よほど共感できるというものです。会場で直接そういうことを説明してあげたら、安心して書いてくれる人がたくさんいました。

 環境省が相手だなんて言うから、みんな難しく考え過ぎるんですよね。そこをかみ砕いて、誰でも提出できるようにやさしく説明していくのが、これからの課題なんじゃないかと思いました。提出期限の3月2日まで、まだ十分日があるから、そういうことをうまくやっていけば、パブコメの提出を大幅に増やすことができるんじゃないでしょうか。それともう一つの問題は、「パブコメ? はあ? 何それ?」という人達にどう告知していくかですね。現場で大勢の人に説明してると、そういうことがよくわかります。これは今回のショーの最大の収穫かもしれません。

 パブコメだけでなく、滋賀県フィッシングボート協同組合の2ストローク規制見なおし嘆願署名も会場内のあちこちで始まってます。Bass Fan Netの案内を自分でプリントしたのを持って来て、ジャッカルのパブコメコーナーで配ってたのは一般のアングラーです。そんな動きがある一方で、ぜんぜん何も知らずに、いつも通り会場内を闊歩するだけの入場者も大勢います。どちらがよい悪いではなく、そういう人がまだまだ大勢いることがよくわかるし、すでに熱心な活動を始めたアングラーも多数いることがよくわかる面白いフィッシングショーですね。

 幕張メッセの国際フィッシングショーは閑散気味だったと聞いてたんですけど、大阪の一般公開初日はけっこうな入りになりました。去年は一般公開初日が激空きで、最終日に盛り返したのにくらべると、パターンがぜんぜん違うみたいです。展示を見るのに人をかき分ける必要がない程度の適度な混み具合で、まあいい感じですね。ジャッカルの加藤誠司プロと小野俊郎プロは、ブースのそばに立ってるだけで勝手にサインの行列ができてます。1日中、サインやセミナーで大忙しです。加藤プロの場合は、さらに長い話が加わりますから、しゃべりっぱなし。加藤プロの話を聞きたいという人が多いんですね。

 上の写真は左が業者日の4日、右が一般公開初日の5日、どちらも午後3時頃撮影したものです。ジャッカルブース横の通路なんですけど、人の多さがぜんぜん違います。特にジャッカルブース周辺は、すぐ隣がCS釣りビジョン、斜め向かいがメガバス、その隣りががまかつと人気ブースが集まってますから、5日は終日人並みが途切れませんでした。同じ会場内のほかのエリアが閑散とし始めた午後4時頃になっても、人が少なくなりません。いつも通り、蛍の光のメロディーが流れ終わって、ハンドマイクを持った会場整理のおじさんが追い出しに回ってくるまでなんだかんだやってます。みんな本当にフィッシングショーが大好きですね。残すところあと1日、悔いを残さないようにがんばりましょう。

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