Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/10/29

ワイルドキャットが戻りガツオ
65cm、4.4kgキャッチ

 台風が一つ通過する度に、どんどん秋が深まってるのは滋賀県琵琶湖や奈良県池原ダムだけではありません。海もすっかり秋らしくなりました。強い北西風が吹く度に水温が段を付けるように下がって、ようやく本格的な秋の釣りが楽しめるようになりそうです。

 ワイルドキャットもやっと秋の戻りガツオと胸を張って言えるサイズをキャッチしました。10月28日に65cm、4.4kg。アングラーは沖縄の西表島から1年ぶりに遊びに来た高市澄人さんです。

 ところが、サイズがいいと数が釣れません。この日は昼まで走りたおして、これ1尾と38〜45cmの小さいカツオが2尾、65〜80cmのシイラが3尾です。水温が22度台に下がってて、それも10マイル以上沖へ出ないと潮筋に到達しません。先週までは5〜6マイルも走ったら23度台の潮筋に乗ったんですけどね。大蛇行してる黒潮の反流が遠州灘沖から熊野灘にぶつけてきてたのが、北西の風に押されて遠ざかったみたいですね。

 10月前半までは釣りに出る度に10尾、20尾とカツオが釣れて、しまいにルアーが壊れるほどでした。それが、14日は5尾、17日は1尾、23日は5尾、28日は3尾と、ちょっとあてにならなくなってきてます。23日はヨコワ(クロマグロの子供)の55cmが釣れたんですけど、1尾っきりです。シイラもバタバタと釣れたり、数尾しか釣れなかったりです。

 海の様子は明らかにかわりつつあります。ただし、今から10年以上前の黒潮大蛇行のときは、11月になっても、12月になっても釣れて、そのまま釣れっぱなしで春の上りガツオのシーズンにつながってしまうようなこともあったそうです。この秋がそれに近いことになるかどうか、これからしばらくの間にまたカツオが回ってきて、よく釣れるようになるかどうかでわかるような気がします。いよいよトローリングシーズンが終わるかどうかの正念場ですね。

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