Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/09/14

口和深でイシダイ釣り
下野ワールド全開!!

 9月14日、和歌山県口和深。朝一番にタテジマで下野正希プロのイシダイ竿が見事に舞い込んで、やった!!と思ったら、2回ほどポンピングしたところで動かなくなってしまいました。ラインを思い切り引っ張っても、たるませても、ビクともしません。一瞬の隙を突いて、魚が岩の間へ入っちゃったんですね。磯釣りではよくあることです。だけど、下野プロは簡単にはあきらめません。30分ぐらいラインを引いたり緩めたり、竿を起きっぱなしにしてみたり。だけど、とうとう魚は出てきませんでした。

 FLWツアー最終戦から帰ってからというもの、イシダイ釣りの予定がずーっと台風や大雨で流れ流れて、6月2日以来3カ月と12日ぶりです。それも、取材とトーナメントの合間で、下野プロの車にはバスの新旧タックルとイシダイ道具が満載になってます。とにかく天気のいい間にイシダイ釣りをしておこうという魂胆ですね。

 13日は口和深の隣の見老津の磯で釣りをしたんですけど、見るべきアタリはなかったそうです。釣り場は、有名磯のシゴトバ。春のシーズンには取り合いになる人気釣り場です。ポイッと見老津へ行って、そんな有名磯で釣りができるのは、地元のイシダイ釣り師が渡船店に連絡して、場所を押さえてもらってるからなんですね。下野プロはイシダイ釣りとなったら手段を選びません。裏技、寝技、反則スレスレ、コネ、情実、泣き落とし、なんだってやります。バスのトーナメントも同じようにすれば、下野プロの顔だったらちょろいもんだと思うんですけどね。バス釣りのときは、そういうことはしません。だけど、やろうとやるまいと、釣れないときは釣れないのは同じです。

 そこで場所をかえて14日は口和深へ。お気に入りのタテジマへ渡りました。釣り始めてすぐ、止まってた潮がトローッと動き始めました。その途端、ぜんぜんかじられもしなかったウニのエサが、強いアタリですっかりなくなってしまいます。3投目ぐらい。下野プロのイシダイ釣りは、だいたいいつも2本竿ですから、×2で合計6投目ぐらい。右側の竿がグングングン、グングングンと力強くお辞儀したかと思うと、竿先がゆっくり水面に突き刺さっていきました。後は最初に書いた通りです。

 岩の隙間に潜り込んだ魚がどうしても出てこないので、仕方なく糸を切って、仕掛けをセットしなおしてる間に、潮がグングン速くなりました。こうなると、同じ所へ仕掛けが入りません。アタリはあるんですけど、道糸が流されるからはっきりしなくて、上げたらウニがバラバラに割られてたり、なくなったりしてます。魚が食い込むのを待って、あまり放っておくと根掛かりです。

 そんなハードな釣りが午前11時過ぎまで続いて、お昼前ごろにやっと潮が緩み始めました。グングン流されてた仕掛けが、なんとか足元で落ち着きます。下野プロの竿にアタリが続きます。エサをかえて打ち返してる間に、アタリがだんだん力強くなって、もう一息で竿が舞い込む寸前までいくんですけど、そこからがなかなかです。根気よくエサをかえて、仕掛けを打ちなおしてる間に、さらに潮が緩んで、止まりかける寸前、ついに舞い込みました。「そらきたっ!!」と下野プロが大アワセ。グワン、グワンと鈍い引きで、上がってきた魚は……?

 ここから先、やろうと思ってもできるものではない、皆さんおなじみの下野ワールドが全開状態で続きます。2段、3段の大ドンデン返しをCS釣りビジョン下野流のカメラはバッチリ目撃しました。B.B.C.服部も目撃したんですけど、オチが強烈過ぎて、これはちょっと番組公開前にお話しするわけにはいきません。ということで、そのうち放送の釣りビジョン下野流をお楽しみに。

 B.B.C.服部も出てきますよ、強烈なオチの中に……。なんで、いつもこうなるねん。吉本系磯釣り師と付き合うと、こっちまでお笑い系になってしまうわ。ほんま、付き合い方考えんとあきまへんなあ。って、この言い方がすでにお笑い系になってるがな!! あかん、あかん。

 明日は下野プロはすさみでイシダイ釣りをする予定なんですけど、B.B.C.服部はイシダイ釣りはやめて、ワイルドキャットで釣りに出ることにします。これでハードボイルド系に戻れたらいいんですけどね。下野ワールドの影響は尾を引くから、気を付けないとね!!

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