Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/09/09

池原、七色ダムで
台風後のプチ爆釣

 台風18号が接近中の9月7日の奈良県池原ダムは、朝から次第に風が強くなり、お昼頃には強風のため早めに釣りを切り上げるバスアングラーが多かったようです。雨は強くなったり弱くなったりで、台風11号16号のときのような大雨ではありませんでした。それでも、そこそこの雨量にはなって、水位は1m前後上昇してます。

 翌8日はすっかりいい天気になりました。その割に釣りに出てるボートは少なくて、全体で30隻足らずだったんですけど、結果は悪くなかったようです。バッシングポイント池原から釣りに出たアングラーは、インレットを中心に狙って40cm台後半までを1人で30尾とか15尾とか釣ってきてました。インレットでよく釣れるのは、雨後の常ですね。その一方、数尾で終わってるアングラーもいます。

 レンタルボート店や昇降業者のスタッフは、こういうときに「どこがいいですか?」と聞かれたら、たいてい「インレット」と答えるんですけど、それでも狙うスポットを絞りきれないか、釣り方を合わせ切れないアングラーもいるから、誰でもよく釣れるというわけではありません。釣れてるとは言っても、7月後半頃の誰でもどこでもよく釣れてた状態とは違うんですね。

 これは濁りがいつまでたっても取れないのと、まとまった雨が降る度に水温が下がってる影響だと思います。そのため、食い気のあるバスが狭いスポットに集まってて、それを見付けることができるかどうかで大きな差が出てしまいます。釣り方は、8日に48cmをキャッチしたアングラーはクランクベイトだと言ってましたから、タフコンディションで釣り難いわけではないようです。

 ですから、これからしばらくして状況が落ち着いてきたら、よく釣れるようになる可能性は十分あります。これだけ水が入れかわったら、本格的なフォールターンオーバーはおそらく起こらないでしょうし、この秋はよく釣れるかもしれませんね。あとは、夏の暑い日が過ぎて休日には100隻以上、200隻近くと多くなりかけてるバスアングラーが、9月、10月の連休などにどれぐらい釣りに来て、どれぐらいの混雑になるか。それに対してバスが十分よく釣れるかどうかが問題ですね。

 池原ダムの湖面は流木が多くて、それが増水の度に流れ出すから、風がないと一面流木だらけの所ができてしまいます。ボートで走ると、どこをどう通り抜けようかと迷ってしまうほどです。持ち込みのマイボートもレンタルボートも、プロペラやエンジン本体を流木にヒットさせて壊してしまうトラブルが多発してますから、くれぐれもご注意ください。

 台風18号の雨がそれほどひどくなかったので、七色ダムの濁りはまた回復する方向へ向かい始めました。と言っても、本流は抹茶ミルクが1〜2mだけ上澄みになってるだけですから、先は長いですね。大又筋の上流部はクリアになってます。増水時でも濁りにくい大又川から、きれいな水が大量に流れ込んだからですね。池郷川と西ノ川は雨が止んだ8日も白濁した濁りが続いてて、それが七色ダムに流れ込んでますから、本流の濁りは簡単に取れそうもありません。

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