Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/04/20

好天の週末の
池原ダムは大混雑

 4月17、18日の週末の奈良県池原ダムは大勢のバスアングラーが詰めかけました。天気がとてもよくて、日中は暑いぐらいです。いよいよシーズンが来たって感じですね。

 両日とも全体で150〜200隻ぐらいのボートが釣りに出てたんじゃないでしょうか。湖上は途切れることなくボートが走り回ってます。水位が低くて本流の上流部はバックウオーターが白川大橋付近、前鬼谷も奥の方は狭くなってしまってるために、坂本筋を目指すアングラーが多くて、坂本筋の上流寄りと備後谷は大混雑になってました。もちろん早期の好釣り場である前鬼谷も大混雑です。

 その混雑と低水位、おまけに濁りが入ってる影響で、釣果はさすがにスローダウンしてます。大きなバスを狙おうと思っても、濁りと引き波でサイトフィッシングがなかなか成立しません。毎年スポーニングシーズンになると狙い撃ちで毎週のように大きなバスを釣ってくるアングラーも、この週末に限っては厳しさが尋常ではなかったと言ってました。それだけ条件がよくなかったということです。

 普通に釣りをして50cm前後から50cm台後半までのグッドサイズをキャッチしたアングラーは何人もいました。そのうち5人は、本人から話を聞くことができましたから、釣れてるのは間違いありません。60cmまであと一歩というビッグバスも出てます。ただし、全体の人数で割り算すると、よく釣れてるとは言えない確率になってしまうんですよね。まあ、釣れてないことはないから、釣り新聞などの情報では「釣れた!!釣れた!!」ということになるのかもしれないんですけど、実際はそんなところです。

 期待の雨は、19日夜から20日未明にかけて降ったんですけど、大した雨量ではありませんでした。30cmぐらい水位が上昇しただけです。七色ダムからの揚水発電で池原ダムの水位が夜のうちに上がるのはいつものことですから、それにちょっとプラスアルファがあったかなという程度で、ぜんぜん期待したほどではありません。「もうちょっと降ってくれてたら、タイミング的に大きなバスがよく釣れるようになってたかもしれないのに」と昇降業者のスタッフが言ってました。それでも水位がとても低いところへ降った雨ですから、ちょっとは刺激になるかもしれません。ゴールデンウィークまでに、もう一雨でも二雨でもほしいところなんですけど、週間予報ではいい天気が続くとのことですから、あまり期待しない方がいいかもしれませんね。

 この週末に池原ダムへ釣りに来たアングラーは、レンタルボートは17日の土曜日の方が多くて、マイボートの持ち込み組は20日の日曜日の方が多かったそうです。レンタルボートのアングラーは土日休みの土曜日だけ釣りに来て、マイボートのアングラーは根性があるから日曜日だけ休みでも釣りに来るとか、何かそういう違いがあるのかもしれませんね。

 ゴールデンウィークの連休のうち、5月1〜5日の間の前半は予約が詰まってるのに後半は空きがあるのも、それと同じことなのかもしれません。連休が5日も続くと、4日目あたりは意外と空いてて、翌日は余裕が持てるから狙い目になるかもしれませんね。レンタルボートの予約も、まだいくらか空きがあるそうですから、そのあたりのことを考えながら釣行計画を立てたら、今からでも十分間に合うんじゃないでしょうか。それと、4月30日も予約はそんなに詰まってないそうですから、休みの都合によってはそのあたりを狙うのも悪くないかもしれません。

 あとは雨がほしいんですけど、こればっかりはアングラーの力ではどうしようもありません。まあ考えようによっては、サイトフィッシングが不利な分、普通に釣りをするアングラーが大きなバスを釣る確率は高くなるかもしれません。この週末にいいサイズをキャッチしてたアングラーも、だいたいはそんな感じで釣ってきてましたからね。状況はどうあれ、シーズンになれば池原ダムへ釣りに行くんでしたら、そういう風に考えた方がいいかもしれませんよ。

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