Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/04/11

サクラ満開の琵琶湖
バスフィッシングも全開

 滋賀県彦根気象台の開花宣言が3月29日でしたから、アメリカへ行ってる間に琵琶湖のサクラはすっかり散っちゃってるだろうなと思ってたんですけど、なんとか持ちこたえてくれてました。いい天気になった4月10日、11日の週末の琵琶湖は、南湖周辺で散り初め、北の海津大崎はちょうど満開だそうです。南北60km以上ある琵琶湖のサクラが咲くのは、北と南で普通1週間から10日ほどズレがあるんですけど、今年はいっぺんにきてます。琵琶湖のためにいいことしてるB.B.C.服部がアメリカから帰ってくるのをきっと待っててくれたんですね。

 バスフィッシングも全開になってきました。この週末は土曜日の時点ですでにバスフィッシングのボートがとても多くて、春の南湖の定番人気ポイントである雄琴沖や自衛隊沖などは後から入っていく気がしないほどの混雑になってました。赤野井沖や名鉄沖もけっこうな数のボートが浮かんでるし、アシ原に張り付いてるボートもたくさんいます。

 それが日曜日はもっと多くなりました。なんとかスペースが取れてた赤野井沖や名鉄沖もかなりのボート密度になって、雄琴沖や自衛隊沖には船団ができてたそうです。それだけボートが集まるのは、バスが釣れてるからなんですよね。大きいのはうまく狙わないと難しいけど、25cmぐらいから30cm台までならライトリグで数釣れるようになってるそうです。ちゃんと釣りができるアングラーなら、10〜20尾ぐらいはわけないそうです。だからたくさんのボートが集まってるんですね。

 ただし、大きいのを狙うとなると当たり外れがあるし、日によってムラもあります。9日にイシヅカマリンから釣りに出た石田朋己さんと小田一朗さんは、40〜46cmを数本と30cm以下を多数キャッチしました。小田さんは琵琶湖の畔からの100回記念にきっちり46cmを釣りました。あいからわず、ええとこ持っていきはります。ところが翌10日に石田さんがもう一度釣りに行ってみたら、同じスポットで同じ釣りをしても小さいのが数尾だけだったそうです。アレッて感じですね。

 11日にフィッシングガイドで釣りに出た杉戸繁伸プロは30cm以下3本、30〜38cm5本、40cm、42cm、44cm、48cm、52cmという結果だったそうです。前日の練習でハードルアーがあまりよくなかったので、釣り方をソフトベイトに切りかえたらこの結果が出ました。最大の52cmはゲストがキャッチしたそうです。「船団の中へ入っていったら数釣れるけど、大きいのは出ませんわ。ええのん釣ろ思たら、みんなと同じようにやっててもあきません。何か一捻りせんとね」と杉戸プロは言ってます。天気がよくなったり、アングラーがとても多いときは、こういう切りかえが必要かもしれませんね。詳しくは杉戸プロのレポートをごらんください。

 スポーニングシーズンにそういう当たり外れは付き物なんですけど、今シーズンはそれだけとは思えないと言うアングラーがいます。アングラーが多いわけでもない平日に、急にピタッと釣れなくなったり、釣れ方が激変することがあるんだそうです。去年もそうだったんですけど、釣れてるとは言ってもバスが少ないからこういうことになるのかもしれません。駆除漁やフナ狙いの網入れ、さらにバスアングラーによるプレッシャーなど人為的な影響も考えに入れる必要があるかもしれませんね。それと、60cmを越えるような大きいのが昨シーズンまでのようには釣れてないのも気掛かりです。あるいは、これから釣れるようになるんでしょうか。

 天気がよくなったのとバスのスポーニングが本格化するにつれて、岸釣りアングラーもアシ原や護岸の水門まわりなどで目立つようになってきました。ウエーディングやフローターのアングラーも来てます。ガンガン釣れてるっていう話は、まだあまり聞かないんですけど、もしかしたらこのところ流行の夜釣りで釣ってるのかもしれません。

 それと、護岸から沖に向かってポイッとルアーをキャストしてるようなアングラーも多くなってます。だけど、昨年同時期の天気のいい週末にくらべたら、今年の方がバスアングラーが増えてても当然なのに、そんなことはぜんぜんないような気もします。もしかしたら、去年はリリース禁止で大騒ぎしてたから、その話題につられて一時的に釣りをする人が増えるプチブームになってたのかも。あるいは、あれって滋賀県の陰謀で何千人も動員されたサクラやったんか!?

■B.B.C.ホット情報データベースへ
■B.B.C.ホット情報のテーマ別インデックスへ