Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/01/28

北西の強風でもシオが釣れる
すさみ沖のジギング

 海釣りもいよいよ厳冬期ですね。大荒れの天候が続いて、日本海方面のジギングはここ10日ほどさっぱり船が出てないし、太平洋岸でも出たり出なかったりの日々が続いてます。

 1月28日は和歌山県すさみの智丸でなんとか釣りに出ることができたんですけど、昼ごろには穏やかになるという天気予報が外れて北西の風が弱まることなく大荒れでした。それでも紀南タイプの漁船にスパンカーをしっかり装備してる風立ちのよい智丸だから最後まで楽に釣ることができたんですけど、これがスパンカーのない横流しの船だったら、さぞかしたいへんだったでしょうねえ。

 これだけ寒い日が続くと、本州南端に近く黒潮が沖を流れてるすさみ沖でも水温が下がってます。前回1月18日に行ったときは19.6度もあったのが、今回は16度台まで下がってました。こうなると、カンパチもシオ(60cm以下のカンパチの子)も食いが渋くなって、簡単には釣れてくれません。

 朝一番に最初に入ったポイントで同船者が45〜50cmのハマチを2尾釣った後は、ポイントをかえてもかえても延々アタリがなく、午前11時前まで乗合5人のうち3人がノーバイト、ノーフィッシュという厳しさでした。途中、トリヤマを追いかけて行って、ブリらしき魚が水面をジャンプしてるのが見えたときに、ちょっと盛り上がっただけです。

 あちこちポイントを回って、最後の最後にもう一度朝一番のポイントへ戻ったら、水温が朝は16.4度だったのが16.9度に少しだけ上がってました。それがよかったのか、ここでシオとハマチがバタバタと釣れて、全員でシオ7尾とハマチ6尾になりました。中川さん(妻)がシオ2尾とハマチ2尾、溝口さんがシオ2尾とハマチ2尾、山口さんがシオ2尾とハマチ1尾、中川さん(夫)がハマチ1尾、B.B.C.服部がシオ1尾という結果です。今回は残念ながらカンパチクラスは釣れませんでした。

 水温が下がってるせいか、メタルジグの動かしからは極スローがよかったみたいです。ちょっとアクションが気に入らないと、なかなか食ってくれませんし、食ってきてもアタリだけでフックアップできずに終わってしまいます。魚がそれぐらい神経質ですから、ルアーもシビアに選んだ方がいいかもしれません。

 智丸の25日の釣果は乗合5人でシオが10尾とハマチが1尾、ガシラが1尾。この日は水温が17.2度。26日は強風の中、乗合4人でシオが4尾とハマチが1尾。水温16.8度。そして1日置いた28日が乗合5人でシオ7尾とハマチ6尾。水温16.4〜16.9度です。この結果だけを見ると、水温は次第に下がったけど、シオの食いは大差なく、ハマチは増えてます。これで水温の低下が落ち着いたら、またいい釣りができるようになるんじゃないでしょうか。そのときには、あまりルアーの動かし方とかに気を使わないでも、楽に釣れるようになってたらいいですね。

 この先1カ月ほど、海は1年間でもっとも荒れる時期になります。当分の間は天気予報や水温とにらめっこの日が続きそうですね。

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