Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

03/12/27

年末の週末に雪が降って
誰もいない琵琶湖

 滋賀県琵琶湖の年末の週末は、またまた雪になりました。これで2週末連続の雪です。12月26日夜から降りだした雪は、27日になってもずっと降り続いてます。南部の大津市周辺では降る尻から解けてるんですけど、北の方は積もってるでしょうね。予報によると雪は28日の朝まで続くようです。琵琶湖へ釣りに来る予定の方は、道路の凍結や積雪にくれぐれもご注意ください。

 先週末もバスアングラーが少なかったんですけど、今週末はそれに輪をかけて少なくなってます。27日午後に釣り場の様子を見に行ったら、近江舞子にはバスアングラーが1人もいませんでした。石積み突堤も舟だまりも人っ子1人いなくてシーンと沈みかえってます。石積み突堤の南側の浜で1組の親子連れが雪遊びをしてるだけでした。

 中浜漁港にも和邇川尻にも誰もいません。いくら雪が降ってると言っても、去年までなら必ず何人かは釣りをしてたんですけどね。いったいどうなってるんでしょうか。中浜漁港では、今年4月1日のリリース禁止に合わせて設置された外来魚回収イケスが、利用する人もなく雪を被ってました。

 岸釣りだけじゃなくて、ボート釣りもアングラーは少ないようです。ひさの屋のレンタルボートは1隻も出てませんでしたし、イシヅカマリンからもバスボートは出てませんでした。リブレのフィッシングガイドも誰も釣りに出てません。杉戸繁伸プロのガイドは、これから予約が入ってこなければ23日に出たのが最終だそうです。

 リリース禁止条例が施行されてから9カ月が経過し、いよいよ本格的に寒くなってきた琵琶湖へ、それでも釣りに来てるバスアングラーというのは、琵琶湖が大好きだけど、その一方で冷静な判断ができる人達ばかりになってるんじゃないでしょうか。トーナメントが命っていう人達ではなく、琵琶湖へ来て時間いっぱい釣りだけして帰るという人達でもありません。冷静に琵琶湖のバスフィッシングの様子を見極めて、これなら釣りをしてても大丈夫だと判断した人達が、琵琶湖に残ったバスアングラーの大きな割合を占めてるように思います。

 だから、大雪でやばそうだと思ったら無理してまで釣りに来ないんじゃないでしょうか。それでも琵琶湖に対する愛着は強いから、雪が解けからゆっくり出てきて、ちょっとだけ釣りをして、釣れても釣れなくても琵琶湖で釣りができただけで満足してる、そういう人達の割合が多くなってるんじゃないかという気がします。今年も残すところあと4日。リリース禁止の琵琶湖は静かな年末を迎えようとしています。

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