Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

02/08/18

早くも秋の気配が漂い始めた
お盆休み終盤の琵琶湖

 お盆休み最終日のレポートは滋賀県琵琶湖からお届けします。

 このお盆休み期間中に琵琶湖へやって来たバスアングラーは、池原ダムみたいに日によって極端に多かったり少なかったりということはなかったようです。ピークはやはり14、15日頃だったんですけど、17、18日の週末になっても、まだけっこう大勢のアングラーが来ています。予定されていたJBトーナメントは台風13号の影響で中止になったんですけど、琵琶湖へ来ていた選手達は大勢がそのまま帰らずに釣りに出ていました。その分が上乗せされて、お盆休み終盤のアングラーが多くなったのかもしれません。トーナメントエリアの南湖の沖合に浮かんるボートがこの週末に目立ったのも、そのせいじゃないかと思います。

 右の写真は琵琶湖大橋の渋滞です。17日のお昼前に撮影しました。このときの渋滞は国道161号の交差点から米プラザへの出入り口あたりまで続いてただけでした。お盆休み終盤の琵琶湖周辺の道路の混み具合は普段の週末並みなんですけど、名神高速とかに入るとひどかもしれませんね。

 下がり続けてた琵琶湖の水位は、16日にマイナス50cmになりました。水温は南湖で30度前後、北湖もあちこちで28〜29度まで上昇していて、例年にくらべてかなり高めなんですけど、バスの釣れ方が真夏のパターンにはまってるかというと、意外とそうでもありません。

 そのあたりの見切りが難しいのがこの夏の特徴です。おまけにトーナメントが開催されてない普段の週末よりアングラーは大幅に多いので、がんばってる釣ろうと思うと苦労することになります。お盆休みに限っては、そういう釣れる釣れないの結果にこだわらないで、カップルやファミリーで楽しくやってるアングラーが多いんですけど、それでもそこそこ釣れたというアングラーがけっこういましたから、状況としては決して悪くはなかったんじゃないでしょうか。ただし、日によるムラはけっこうきつかったようです。

 10日に北湖で爆釣した杉戸繁伸プロは、17日もガイドで釣りに出て、同じように釣れるエリアを探し回ったんですけど、マメは釣れても30cmオーバーがなかなか釣れませんでした。ところが翌18日はコロッと状況がかわって、40cmオーバーを含めてふたたび爆釣でした。場所は10日のときとはかわってたんですけど、釣れ方は同じような感じだったそうです。杉戸プロから簡単なレポートが届きましたのでご紹介しておきます。

 「17日は3人で30〜40本、メインはツネでした。先週の場所はほとんどダメで、いろいろ回ってなんとか釣ってきた感じです。水深は4〜6mで、特に南湖は水が今一つで難しい状況でした。18日は、午前中なら風も大丈夫と思い、北湖のみで釣りをしてきました。やはり先週のシャローはまったく気配がない状態でした。そこで、自分が普段の8月には行かないエリアを回ったところ、水深6mのウィードに魚がおり、普通のツネでボトムを釣っていましたが、ポツポツ釣れる程度。それをツネ、ジグヘッドのフォール、スイミングでやってみると入れ食いとなり、2人で50尾以上釣ることができました。ただサイズは小さいです。キロサイズは2本出ました。ちなみにこのエリアは9〜10月になってからチエックする所でした。もう9月かも!!」

 詳しくは杉戸プロのレポートをごらんいただきたいんですけど、「もう9月かも!!」との感想ですから、琵琶湖の夏はそろそろ終わりなのかもしれませんね。

 下野正希プロも「バスは秋の場所におるね」と言ってます。下野プロはお盆休みの間、毎日ガイドに出ていて、結果は50cmオーバーが釣れたり釣れなかったりでした。数釣ろうと思えば釣れるけどサイズが小さい。大きいのは秋の場所にいるけど、パターンがかたまりきってないのか、まだちょっと不安定。その結果が、釣れたり釣れなかったりということのようです。

 琵琶湖の天候は17日が北寄りの風で晴れ。18日は北西の風がやや強くなって、午後には曇り空からパラパラと雨が落ちてきています。北寄りの風が吹いてるのは台風の影響らしいんですけど、この13号台風、太平洋のはるか沖合を北東へ向かってます。これで一気に秋になってしまうというほどの影響はないかもしれません。これからどれぐらいの雨風になるかによって、季節の別れ目になりそうな微妙な情勢です。

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