Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

02/05/16

まるで梅雨のような琵琶湖
北か南か迷う季節

 天気悪いですね。沖縄はとっとと梅雨入りしたそうなんですけど、滋賀県琵琶湖もここ数日、まるで梅雨のような天候が続いています。天気図も南海上に停滞前線が張り付いて梅雨みたいだし、梅雨入りしてるんだったら、へたにタイミング測ってないで、正直にそう言った方がいいと思うんですけどねえ>>>お天気おじさん。

 おまけに5月16日はお昼過ぎ頃まで東寄りの強風で大荒れでした。アフタースポーニングから回復しかけた今の時期の琵琶湖は、こういう天候のときに限って大きなバスが立て続けに釣れたりするんですけど、今日はちょっとひど過ぎます。

 そんな悪天候を突いて釣りに出てたのは、リブレフィッシングガイドの河畑文哉プロです。河畑プロはこのところ琵琶湖でも奈良県池原ダムでも、釣りに出れば50cm前後のバスをキャッチしていて、50cmオーバーを釣らない日よりも釣る日の方が確率で言うと倍ぐらい多いという絶好調ぶりです。

 琵琶湖でも14日から3日連続のガイドで連日50cm前後のバスをキャッチしています。14日は50cmにわずかに届かなかったんですけど、15日は50cmオーバーを2尾、16日は1尾。しかも16日には60cmはあろうかというビッグフィッシュをバラしたんだそうです。それで意地になったんでしょうね。雨が降ってるのもおかまいなしで、ガイド時間を延長してがんばってました。

 そんな河畑プロに「琵琶湖と池原とどっちが面白いか」って聞いたら、「池原は池原で面白いし、琵琶湖へ帰ってきたら琵琶湖も面白いし、どっちもいいのが釣れるから答えるのは難しいですね」と憎い返事が返ってきました。池原はサイトではなく普通の釣りがよくて、琵琶湖はスローにがまんして釣る、それを信じてやり切れるかどうかが釣れる釣れないの結果に直結するんだそうです。詳しくは河畑プロの公式サイトをごらんください。

 このところの琵琶湖は水位がプラス20cm前後で落ち着いたままです。これは自然に落ち着いてるのではなく、ここ数年のデータを見ると、水位の上昇傾向が続いて雨が降ってる状況でも、プラス20cm前後になると上昇はいつも決まったように止まりますから、それ以上は水位が上がらないように意図的にコントロールされてると考えた方がいいんじゃないでしょうか。

 つまり、大量に流れ込む水量に見合った分の放水が行われているわけで、湖流や濁りの影響を考えるときに、そのことを計算に入れないといけなくなります。南湖のアフタースポーニングのバスがいち早く沖へ動いて、コンディションの回復が早いのは、その影響で沖の水の状態がいいとか、ベイトフィッシュが多いとかの影響があるんじゃないかと思うんですけど、誰かそのあたりのことを解明してくれませんかねえ。

 北湖は遅れていた水温の上昇がいよいよ本格的になって、先週末ごろから15〜16度の所が多くなりました。一部のシャローエリアは18度前後あります。それにともなってアシ原などでスポーニングバスが多く見られるようになり、大きなバスも釣れています。これからしばらくの間は、南湖か北湖か迷ってしまいそうですね。

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