Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

02/03/13

すさみ沖のトローリングは
早くもカジキのチャンスか!?

 肋骨を骨折してるB.B.C.服部は釣りに行くのを自粛しています。行って行けないことないんだけど、隣で杉戸君とか関根君が入れ食いしてるのを見ながら、こっちはスローペースでぼちぼちなんてのは嫌ですからね。だけど、釣りは自粛していても釣り場へは行きたくなります。気晴らしって言うんですかね。海を見たら、ちょっとは気がおさまるかと思って、和歌山県のすさみへカツオ釣りの様子を見に行ってきました。

 すさみのカツオって言ったら、ちょっと前のテレビニュースに登場していたのをごらんになったでしょうか。「すさみのケンケン釣りカツオ」を全国に通用するブランドにしようということでイベントをやってました。今がそのケンケン漁の盛期です。何10マイルも沖へ釣りに行って、その日の内に大切に持って帰ったカツオは、1kg1000円台から高いときは2000円の値段が付きますから、ちょっと大きいのだと1尾5000円から1万円以上もする高級魚です。釣ってる漁師が、「こんな高いカツオ、どこの誰が食べるんやろう」って言うぐらいですから、普通の魚屋さんとかではなかなか買えません。すさみ港から築地の魚市場へ直行です。

 すさみのケンケン釣りカツオがなぜそんなに高いのかというと、たくさん釣れだす前だからなんですね。どこでもここでも釣れるようになったら、当然のことながら値段は下がります。それが例年4月後半頃からのことなんですけど、すさみでは黒潮に乗って南からやってくるカツオが2月頃から釣れ始めます。しかも、早い時期のカツオはサイズが大きくて、脂が乗っててとびきりおいしいんだけど、よそでは釣れなくて量も少ないから値段が高いというわけです。

 そんな値打ちのあるカツオですから、漁師が目の色かえて狙うんですけど、今年は例年よりも少ないんだそうです。漁師でもまるボーズがめずらしくないぐらいで、中には50マイル以上沖まで行って沖で1泊したけどまるボーズ、なんて話もあります。

 ところがです。3月12日に見に行ったら、ルアー船の智丸が13尾も釣ってきてました。なかなかやるやんかって感じで、漁師が何人も「ほー、つってるなー」なんて言いながら見に来てました。

 智丸はケンケン釣りを体験させてくれる数少ない遊漁船です。アウトリガーにはカジキとマグロ狙うのトローリングタックルをセットし、それ以外の内側はケンケン道具を引いて、カツオと大物を両方狙って出漁しています。今シーズンは早くからカジキが多くて、30〜50kgのマカジキと100kgオーバーのクロカジキを漁師が頻繁に上げているそうです。

 B.B.C.服部は去年の4月に智丸でカジキをバラしました(B.B.C.ホット情報01/04/12)。今年の第1号はいつ上がるでしょうか。気晴らしに見に行ったつもりが、朝本船長の話を聞いていたら、すぐにでも釣りに行きたくなってしまいました。

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