Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

01/10/28

三輪崎漁港でイワシ大漁
すさみ沖はエギングが楽しみ

 イワシをクーラー一杯獲ってうれしそうに笑ってるのは、池原ダムのレンタルボート店スポーツワールドの藤原秀揮君です。このイワシは釣ったんじゃなくて、網ですくったものなんです。

 ワイルドキャットの基地の和歌山県三輪崎漁港には半月ほど前からマイワシの大群がいて、最初のうちはサビキ釣りをしてる人が多かったんですけど、アミエビを撒いたら水面が真っ黒になるほど寄ってきて、簡単に網ですくえることがわかってからは、毎日何人もの人が網ですくってます。それを見てたら一度やってみたくなって、ワイルドキャットで釣りに出たときに帰港してからちょっとやってみたら、30分ほどでクーラーがいっぱいになりました。

 三輪崎漁港へ毎日イワシ釣りに来てるおばちゃんがいて、1人でニコニコしながらサビキ釣りをしています。その手付きはなれたもので、仕掛けを上げるたびに何尾も掛かってくるイワシを手カギを使って素早く外してバケツに入れておいて、鱗が取れて暴れなくなってからクーラーに移します。こちらはイワシを獲るのなんて初めてですから、網ですくったのをクーラーにそのまま入れてたら、暴れて飛び出すわ鱗は飛び散るわでたいへんなことになってしまいました。着てる物も履き物も顔も、髪の毛まで鱗だらけです。

 このイワシ、やせ気味で脂もあまり乗ってないんですけど、獲ったのをすぐにお刺身にしてショウガ醤油で食べたらけっこういけました。煮物にしたり、すりつぶしてダンゴにしてもおいしんだそうです。

 漁師のおっちゃんに聞いたら、三輪崎漁港にイワシがこんなに大群で入っきたのを今まで見たことがないそうです。今年の海は、ちょっとおかしいのを通り越して、かなりおかしいですね。イワシをすくった日、ワイルドキャットで沖へ出たら、もう10月下旬だというのにカジキのストライクがありました。それも、10月23〜25日までの間に5回もです。残念ながら1回もフックアップしなかったんですけど、誰に話しても「まだいてるか?」という反応です。それと同時に、「まだしつこくカジキを狙ってるのか?」という反応も返ってくるんですけどね。

 この時期にカジキがいるのもおかしいのかもしれないんですけど、カツオがぜんぜん釣れません。それと、ジギングのカンパチやツバスもさっぱりです。ツバスは新宮港内にたくさんいて、エサ釣りの人がよく釣ってます。だけど、沖の根にはぜんぜん付いてません。去年は10月頃からよく釣れてたのに、何か季節感がずれてるというか、おかしいんですよね。

 10月21日のB.B.C.ホット情報でメジロが釣れだしてるとお伝えしたすさみ沖のジギングは、その後、やや下火になってしまいました。24日に80cmのブリが、26日には60cmのカンパチが上がってるんですけど、ほかはハタ類やヤガラなどで、青物は釣れたり釣れなかったりです。智丸の朝本船長が27日に釣ったヤガラは150cmぐらいもありました。これはちょっとびっくりですよね。

 すさみ沖ではエギングも楽しめます。27日の夕方は大きいのは釣れてませんでしたけど、いいときは1kgも2kgもあるアオリイカが何杯も釣れるそうですから、そのうち真剣にやってみたいと思っています。

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