Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

01/09/21

一段と涼しくなって秋本番
琵琶湖の岸釣りが好調

 琵琶湖の岸釣り、好調です。上の写真は村上晴彦さんがつい最近、岸釣りでキャッチしたバスなんですけど、いいプロポーションをしてますよねえ。めっきり涼しくなって水温が下がってきたのと、台風からしばらくたって水質が回復してきたことで、いったん岸から離れかけたコアユの群れが再び近付き始めました。ですから、こんなにデブデブのバスが釣れるんですね。おまけに、使ってるルアーがクランクベイトやスピナーベイトだって言うんですから、こんなのが釣れたらたまらないでしょうね。

 8月下旬に台風が11号が来て大雨を降らせた後、琵琶湖は一気に増水し、水温が下がりました。天候も秋っぽくなって、それに誘われるようにコアユの群れが岸へ寄り始めたんですけど、さすがに8月中のことで一気に寄ってくるという感じではありませんでした。岸近くにいた気の早いコアユの群れが、散発的に接岸し始めたという感じです。

 それが9月10日の台風15号の後、いよいよ本格的になったみたいです。コアユの接岸は、多い年だと岸沿いに帯状に群れて、ルアーを引くとフックに引っ掛かってくるほどになるんですけど、この秋はまだそれほどではないようです。だけど、流入河川の河口周辺などでは、いくつものアユの群れが泳ぎ回るのが見えて、それにバスがボイルしている姿も見ることができます。そして、そのバスを狙うアングラーがウエイダーを履いて腰まで立ち込みルアーをキャストしています。

 コアユの群れはいつも河口のまわりにいるわけではないんですけど、バスは河口のまわりのウィードやストラクチャーに付いてるか、あるいは定期的に回遊してきて、コアユが河口に近付いてくるのを待ち受けています。ですから、コアユの群れが見えなくてもバスが釣れないわけではありません。釣り方とタイミング次第なんですけど、45cmオーバーぐらいのサイズならけっこうな確率で釣ることができます。今はそれだけ河口のまわりにグッドサイズのバスが多い時期なんですね。ただし、それを狙うアングラーも多いので、釣れるかどうかは本当に釣り方とタイミング次第です。

 そのデカバスを狙って、今はやりのトラウトベイトをキャストしているアングラーもいます。とにかく、いろんな釣り方で楽しめるシーズンです。立ち込み釣りはどうも……といわれる方も、今、琵琶湖の河口へ行けば、週末なんかだとびっくりするぐらい大勢のアングラーが釣りをしてますから、それを見にだけでも行ってみれば面白いかもしれません。

 人が多いって言ったら、若狭の港もアオリイカ釣りのアングラーでものすごいことになってるんだそうです。土曜日の夜なんかだと、人が一杯で釣る場所がないなんてこともあるみたいです。人が多いという点では、今の時期なら若狭の港と琵琶湖の河口は双璧かもしれません。まあ、場所にもよるし、数ある港や河口のうち何カ所かの話ですけどね。

 その一方で、平日の琵琶湖にボートで出てるアングラーはとても少ない状態です。これなんかは、トーナメントがだいたい終わっちゃったからでしょうか。それと、休日でもボートがそんなに多いというほどではありません。秋のシーズンで、バスはそこそこ釣れてるのにですよ。こういうのを見てると、ここ数年のアングラーの動きはとても極端だと、つくづく思ってしまいます。

 ということはですよ、こういうアングラーの裏をかく方法はいくらでもあるんじゃないでしょうか。って言うか、裏をかく必要なんかなくて、「まともな場所でまともな釣りをしてれば、それでちゃんと釣れる」というような意見を聞くことがだんだんと多くなってきました。つまり、情報なんか気にしなくても釣れるということですね。その「情報」の意味が、大多数のアングラーが気にしてる種類の「情報」ということで、自分の力でちゃんと釣ることができるアングラーには、そんな「情報」は必要ないんだということになります。

 そんなレベルのアングラーって、いったいどれぐらいの割合でいるんでしょうか。5人に1人ぐらいはいるのか、10人に1人ぐらいなのか、あるいは100人に1人ぐらいしかいないのか。もしアンケートか何かでそういう統計が出てるんだったら、B.B.C.服部はとても知りたいと思うんですけど、そういう情報って誰かお持ちじゃありませんでしょうか……。

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