Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

00/07/27

下野正希inGUAM前編
170lbのカジキをキャッチ

 杉戸繁伸、御手洗雄一プロが帰国して、今度は下野正希プロがグアムへやって来ました。7月25日から28日までの4日間、CS釣りビジョンの取材です。B.B.C.服部は今週は下野プロのサポートなんですけど、これで3週間連続でグアムで釣りをしてることになります。

 「カジキがよく釣れてる。杉戸君もみたらーも釣って帰った」というB.B.C.服部の報告を聞いて、「それなら最初はまずカジキを狙おう。1本上がったら、余裕でカツオとかも狙えるからね」ということになりました。ロタバンクでカツオのすごいナブラが見られるという話もしておいたので、下野プロはジギングやキャスティング、フライのタックルも持ってきています。

 25日、朝から本島沖でストライクがきてるということで、本島沖のポイントへ向かいました。ところがです。ルアーを引けども引けども、何のアタリもありません。イルカの群れがボートのすぐそばまで遊びに来ただけです。正午から6時間、まったく魚の気配がないままに終わりました。23日まではあんなに釣れてたのに、カーニバルはとうとう終わっちゃったんでしょうか。

 翌26日、今度はポイントをかえて、グアム島の北にあるロタバンクへ向かいます。ルアーを引き始めると、すぐにストライクがきました。アウトリガーの短い方のラインにセットしたルアーに食い付いて、ちょっとだけラインが走ったんですけどフックアップせずラインが止まってしまいました。次に一番長いラインのルアーに食い付いて、これもフックアップしません。それからしばらくして、もう一度同じルアーに食ってきて、今度は勢いよくラインが走り始めました。カジキが遠くでジャンプしてるのが見えます。下野プロがファイティングチェアに座って、ファイトの体制に入ります。ラインは、まだ勢いよく出ていきます。次の瞬間、ロッドが軽くなってラインが止まってしまいました。残念、バラシです。

 それから約10分後に、またストライクがありました。だけど、ルアーに軽く触りにきただけで、ラインが走りません。このストライクは1回触っただけで終わってしまいました。

 それからしばらくは音沙汰なく過ぎていきます。3回目のストライクは午前11時を少しまわった頃に突然きました。アウトリガーのルアーにカジキが食い付いて、いきなり突っ走って、ラインがうなりを上げて出ていきます。遠くでカジキがジャンプするのが見えます。かなり大きそうです。

 下野プロがファイティングに入ったんですけど、めちゃくちゃタフで、しかも走ったり、ジャンプしたり、潜ったり、いろんな暴れ方をするカジキです。ファイト開始から40分ぐらいで、一度ボートの際まで引き寄ってきて、キャプテンがリーダーをつかんでランディングしようとしたんですけど、また激しく暴れて、走って行ってしまいました。

 下野プロは思い切り慎重にファイトしています。なにしろCSの取材ですからね。逃がすわけにはいきません。何回もラインを巻いたり出したりしながら、少しずつカジキとの距離を詰めていきます。ファイトが1時間を超えても、カジキは疲れを見せず、なかなか思うようには上がってきません。

 ファイトが1時間半になろうかという頃、ようやく姿が見えるぐらいまで上がってきました。それでも簡単には近くまで来ません。ラインを少し巻いては出すことの繰り返しです。いやがるカジキをなんとか引き寄せて、ダブルラインが見える所まで来ました。いよいよ勝負です。下野プロが大きくポンピングして、一気にラインを巻き上げます。キャプテンがリーダーをつかんで、慎重に引き寄せます。170lbぐらいあるでしょうか。胴回りの太い、立派なカジキです。

 フックはがっちりと口の中に掛かっていました。それで、あんなに暴れてもバレなかったんですね。ものすごいジャンプの様子は、CSのビデオカメラが見事に捉えていました。なにしろ、20回ぐらいジャンプしましたから、どんな迫力あるシーンになるのか、放送が楽しみです。

 下野プロのグアム取材は、2日目にカジキを仕留めて、上々の展開です。これで余裕が出たので、「次はフライでカツオを釣ってみようかな。30lbのタックルでカジキを釣るのもいいな」なんて言ってます。下野プロのことですから、本当にやっちゃうかもしれません。残すところ、あと2日。下野正希inGUAM後編をお楽しみに。

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