Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

00/04/22

西表島のリーフ釣り名人は
まさに海の狩人

 4月22日、6日間滞在した那覇を出て西表島へ移動しました。那覇から西表までは、途中、石垣島を経由してジェットが約50分、高速船が約40分の行程です。午前9時に那覇のホテルを出て、午後1時30分頃には西表の船浦港に到着していました。

 西表に着いてすぐ、こちらでのガイドをお願いしている高市澄人さんから、「今から釣りに行こう」との提案がありました。なんでも今日が大潮の最終日で、これからリーフ釣りに行けば、引き潮から満ち潮のかわる干底を狙えるとのことです。春のこの時期の大潮は、日中の引き潮が特に大きく下げるという特徴があります。その干底を狙ってリーフの先端に出て釣りをするという、リーフ釣りには1年に何度もないチャンスなんだそうです。幸いなことに、曇り空ですが風は大したことなく、波もありません。迷うことなくオーケーしました。

 ペンションにチェックインしてから、すぐに高市さん宅で身支度を整え海に向かいます。といっても、釣り場は高市さんの家のすぐ下に広がっている海岸の先のリーフですから、行くのに何分とかかりません。海岸からリーフの先端まで約15分ほど歩いて、3時半頃には釣りを開始していました。

 高市さんは元々大阪の人で、西表には95年から住んでいます。カヌーと釣りが得意で、若い頃から何度か西表へやって来るうちに、ついに島の人になってしまったという西表大好き人間です。今日の釣りの格好はチェストハイウエイダーにショートベスト。リーフに突き刺して物をぶら下げておく杖とエサ入れの籐かご、5号の磯竿といった七つ道具を身に付けた姿は、まさにリーフ釣りのエキスパートです。これで釣った魚を漁協に卸して生活の足しにしてるというんですから、こりゃもう海の狩人そのものですね。

 高市さんはウキ釣りで、赤いのや黄色いのや茶色いのや、いろんなトロピカルフィッシュを次々と釣り上げます。1尾釣り上げるたびに、「これはええ値段になるんや」とか「ちょっと小さいなー」とか、もろ関西弁が聞こえてきます。B.B.C.服部はその隣でルアー釣りでやってみたんですけど、2回ほどチェイスがあっただけで、ヒットには至りませんでした。

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