Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

03/04/05

漁業調整規則違反の漁師が
まだテレビで能書きたれるか!?

 4月5日午前11時からびわ湖放送でオンエアーされた「日本ふれあい水紀行」という番組に、例の滋賀県漁連青年会長が登場してました。番組のテーマは、水がいかに大切かということらしいんですけど、この人って所有漁船に漁業調整規則違反の高馬力エンジンを載せてたことが県水産課の立ち入り検査でバレて、漁船登録を取り消され、アユ沖すくい網漁の漁業免許も取り消されてたはずですよね。漁業調整規則違反で捕まったとかそういうことではありませんから、手が後ろに回ったわけではないんですけど、やってたことはほとんど犯罪行為です。こんな人物を番組に出して、水がいかに大切かなんて能書き言わせていいんでしょうかねえ。

 番組の内容から考えても、世界水フォーラムに合わせた企画ではないかと思うんですけど、それがなぜ世界水フォーラムが終わって2週間たってから放送されたのか、腑に落ちないものがあります。番組の中にバスとブルーギルが写ってたシーンがあったんですけど、ほんの一瞬で、漁業者の言葉ではなく、ナレーションで処理してました。琵琶湖博物館の学芸員のインタビューでも、外来魚についてほんの一言、いかにもカットせずに入れときましたよという感じで出てきただけです。テーマが外来魚問題じゃないからということもあるんでしょうけど、しばらく前ならこんなものではすんでないはずです。出てる人は外来魚のことを言おう言おうとしてるのに、編集でそれをできるだけ排除して、ほんの少しだけ出た人への申しわけに入れときましたって感じで、番組の構成上もとても不自然なんですよね。

 ここから先は想像になるんですけど、これってもしかしたらテレビ朝日のニュースステーションで放送される予定だった琵琶湖特集が流れてしまったのと同じことなのかもしれません。つまり、外来魚問題をまともに取り上げて放送するには、今となっては問題が多過ぎることに局が気付いたから、こういう結果になったのではないかということです。テレビ朝日だったら撮ったものを捨ててしまっても出た人に義理も何もないからかまわないけど、地元のびわ湖放送ではそうもいかないから、できるだけアラが目立たないように編集して、できるだけ目立たないように放送したということなんじゃないでしょうか。

 それにしても、悪いことしてた人をテレビに出して、もっともらしいことを言わせてはいけませんよね。いくら滋賀県寄りの局でも、あまりにもひど過ぎます。こんなことを見逃すわけにはいきません。そこで、びわ湖放送に厳重に抗議することにしました。賛同いただける方は、電話でもファックスでもメールもいいですから、ぜひびわ湖放送に抗議してください。びわ湖放送の連絡先は、検索エンジンで「びわ湖放送」を調べればすぐに出てきます。

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