Teck Performer Vol.8

田井敬次郎
Worms born in Lake Biwa

Teck Performer

■Libertyセカンドモデル“KAZUHA”

 星の数ほど存在するワームの中で、KAZUHAは意外ですが「ありそうでなかった」タイプのワームになると思います。一見するとパドルタイプやリーチタイプに見えなくはないですが、どちらのタイプにも属さないまったく新しいタイプのワームです。しいて言うならば、スティックベイトの要素とグラブの要素をハイブリッドしたニュータイプワームで、私がソフトベイトに求める「食われるモノ」としての要素をワームという非生命体で表現したのがこのKAZUHAです。

■構想

 KAZUHAの構想は、今から7、8年前になります。

 当時、私がアフターの魚をライトリグで獲っていくのに極密で使用していたワームにゲーリーヤマモトのジャンボグラブがあります。なぜこのワームを選んだかと言うと、ライトリグの弱点である飛距離の問題を解消していたからです。ライトリグの釣りで飛距離が出ると、魚に余計なプレッシャーを与えないという意味において釣果に直結します。その点、ジャンボグラブはソルトインの高比重マテリアルなので、1/16ozぐらいの軽いウェイトでも爆発的な飛距離を生み、「飛ばない」というストレスを解消してくれました。

 しかし、ノーマルのままだとテールがどうしてもフックに引っ掛かったり、向かい風などの逆風ではテールが空気抵抗になってしまいイマイチ飛距離が伸びません。そこで思い付いたのがテールカット!! 根元からすべて切ってしまうわけじゃなくて、テールがラウンドし始める少し上で(同メーカー・カットテール)のようにカットします。こうすることで飛距離やアクションが劇的によくなります。

 少し話が長くなってしまいましたが、あのときのジャンボグラブに施したチューニングがヒントになりKAZUHAの原型ができあがっていきました。

■コンセプト

 私がKAZUHAに求めたものは

1>コンパクトでありながら適度なボリューム感とベイト(エサ)ぽっい雰囲気(ビジュアル)。

2>しらこ過ぎない(わざとらしくない)アクション(ナチュラル)&存在感。

3>多種多様なシチュエーション&リギングに対応できること。

 以上の三つです。あと、これは言うまでもないですが「絶対に釣れるルアーであること」これが、私のデザイナーとしてのテーマであり妥協できない部分です。

■ボディフォルム & アクション

 KAZUHAで一番の特徴になるのが、ボディ(胴体)に対して垂直にセッティングされたテールだと思います。このテールにはわずかな水流でも敏感に反応するように絶妙なテーパーが施されているので、あらゆるリギングに応じたアクションが演出できるようデザインされてます。

 スイミングアクション(ラバージグトレーラー)では、ベイト(小魚など)が自然な形で泳いでいる姿を連想させてくれます。また、ノーシンカー、ジグヘッド、ネコ、テキサスでは弱り切ったベイトを演出できるので、使い手のイメージでいろいろな使い方ができるワームになっています。


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■適合リグ

 KAZUHAの使い方をブログで詳しく解説しています。今後もいろんな情報があればブログにどんどんアップしていきますので、ときどきチェックしてみてください。

ノーシンカーリグ
オフセットフック#2/0 or #3/0

テキサスリグ
オフセットフック#2/0 or #3/0、シンカー1/16〜1oz

ジグヘッドリグ
フック#2/0、ウエイト1/64〜1/4oz

ネコリグ
フック#2サイズ、ネイルシンカー1/64〜1/16oz(フックセッティング)

ダウンショットリグ
オフセットフック#1/0〜3/0、ダウンショットシンカー3/8〜1oz

キャロライナリグ
オフセットフック#1/0〜3/0、シンカー1/4〜2oz

スプリットショットリグ
オフセットフック#1/0〜3/0、スプリットシンカー1/64〜1/4oz(ラバー付き)

ラバージグ(ハネラバ編)
スイミング編はこちら

スピナーベイト

ほかにチャターベイトなどにも高次元対応。いろいろ創意工夫して楽しんでください。

■マテリアル

 KAZUHAに採用しているマテリアルは、TURUGIに採用しているものと同じLibertyオリジナルマテリアルです。このマテリアルの特徴は、適度な張りを残しつつ限界までソフト(使用する上で最低限の強度を持ったもの)にまとめ上げ、ソルト&フレーバーを練り混ぜたソフトマテリアルに仕上がってます。

 私がこのマテリアルに拘る理由は単純明快で、釣れるからです。ソフトベイトの命とも言えるマテリアルなので、テストでは何種類ものマテリアルを試しました。その中でも一番魚からの反応がよかったもの(水中にノーアクションで放置し魚が最もバイトしたマテリアル)を採用しました。

 しかし、このマテリアルがすべてにおいて万能ではないのも事実。現状のマテリアルをベースにしたハードタイプ(ジグトレーラーやカバーテキサスなどに向くタイプ)も現在企画中ですので楽しみにしていてください。

解説
田井敬次郎
(たい・けいじろう)

1971年滋賀生まれ。滋賀県大津市在住。小学3年でバスフィッシングを始め、岸とレンタルボートメインに琵琶湖を釣りまくる。高校3年からレンタルボートで北湖と南湖を縦横に駆けめぐる琵琶湖修行を経た後、琵琶湖とバスを愛するすべての釣り人に向けて2006年にLiberty(リバティ)ブランドを立ち上げる。同年秋に第一弾のワーム、TSURUGI(ツルギ)をリリース。今回、2007年秋に第二弾のワーム、KAZUHA(カズハ)をリリース。

ブログ http://yaplog.jp/libertyfishing/

ホームページ http://www.liberty-fishing.com/

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