[an error occurred while processing this directive]
■インターネット版
ラッキークラフトルアー
完全マニュアル
99年7月16日発売のムック「ラッキークラフトルアー完全マニュアル」のインターネット版です。ラッキークラフトルアーに関するありとあらゆる情報を網羅しているデータベースの中から、このページではペンシルペンシル、マラスなどの遊びの要素を取り入れたルアーに関する情報を中心にを集めました。
| このルアーはこう使え44 このルアーはこう使え45 このルアーはこう使え46 このルアーはこう使え47 このルアーはこう使え48 |
下野プロのひとことアドバイス
「バス釣りの本当の面白さっていうのは、
いろんな経験をして初めてわかるものやね」
私は今までに様々な釣りを経験してきましたが、バスフィッシングという釣りが他の釣りとは異なる特殊な釣りであることは間違いないと思います。なぜならバスという魚を釣る楽しみ方が一つではないからです。
例えばヘラブナの場合、野池か釣り堀か、底べったりか中層に浮かして釣るかという違いはありますが、基本的に練りエサを使った釣りであることにかわりはありません。たまにエサがウドンにかわるぐらいのものです。他の釣りもしかりで、アユの友釣りを除けば、仕掛けなどに差はあっても、いかにエサを食わせて魚を釣るかということを工夫する基本的なシステムは同じです。
ここで誤解しないでいただきたいのは、初期のルアーブームの頃によく言われたような、特定の魚や釣り方が特別に高尚な釣りであるということを言っているのではありません。魚を釣る楽しみはどんな魚でも一緒だと思いますし、何より私は熱狂的なヘラブナファンです。ただ、バスフィッシングに限っては、他のいろんな魚を釣る楽しさに勝る幅と奥行きがあるのではないか、ということを言いたいのです。
せっかくバスフィッシングを始めたのですから、その幅広さや奥行きをとことん楽しまない手はありません。この章で特に言いたいのは、その点です。
バスフィッシングの楽しさの一つは、その湖の状況とバスの行動を考え、探しながら釣っていくことです。自分の経験から学んだパターンを当てはめ、探していく。そして、実際に釣ることによって、その答が正しいかどうかをチェックできる、釣る楽しみと考える楽しみを合わせ持った釣りなのです。
これがバスフィッシングの最大の面白さであると私は考えていますが、それと対局するもう一つの楽しみ方が「バスをどう釣るか」ということになります。
単なるお遊びルアーではない、とことん楽しめる個性派達
バスがルアーにヒットするのは食欲のためだけではありません。威嚇や反射、好奇心など様々な要素があり、たまたまバスには手がないかわりに口を使って反応してくるわけです。ですから、ルアーが何もエサそっくりである必要はないのです。極端な例をあげると、とにかくやる気のあるバスさえ見付けることができたら、割り箸でも歯ブラシでも何でも、バスの目の前に投げるだけでヒットしてきます。
そうなると、たとえ釣れるバスの数が減っても自分の好きなルアーで釣りたい、という楽しみ方が生まれてくることは当然の流れですし、その楽しみを倍増させるために、自分で好きなデザインのルアーを削ろうとする考え方も理解できます。
しかしながら、昨今のルアーブームに乗って様々なデザインのルアーが出てきた中には、バスを釣るためのことは考えず、人間を釣るためのことばかりを考えたルアーが目に付くようになりました。とりあえずルアーの形をしているだけのもの、アニメやマンガのキャラクターを使ったものなど様々ですが、そこにルアーとしての機能を目にすることはできません。
私の持論ですが、釣れないルアーというものはありません。割り箸にフックを付けただけでも、状況次第で釣れるのですから、それは当然のことです。しかし、それらを商品として世に問う場合、必ずそのルアーにバスを誘い出すアクションや機能などを盛り込む必要があると思います。そうでなければその商品は、ルアーのようなものではあったとしても、ルアーと呼ぶことはできないのではないでしょうか。
ラッキークラフトの製品の中にも、ユニークなデザインのルアーがいくつかあります。名前通り色鉛筆のシルエットをしたペンシルペンシル。小さなボディの中にいくつものアクションを隠し持ったマラス。カエルとネズミを組み合わせたようなケロール。今までにない新しいジャンルのルアーであるワンダー。鉄板を2枚組み合わせたようなシンバルバイブなど、他のメーカーにも増して個性的な製品が発表されています。
サミーやステイシーなど、いわゆるラッキークラフトの主流とも言うべきルアー達にくらべると、これらのルアーはおちゃらけて見えるかもしれません。ところが、その外見に似ず、これらのルアーにも主流の製品と同じようにバス釣るための要素がふんだんに盛り込まれているのです。
ペンシルペンシルは見た目から言うと、一番のおちゃめさんに見えるかも知れません。シルエットは鉛筆そのまんまで、カラーも色鉛筆に合わせて赤、白、黄色など遊びとしか思えないラインナップで、最近のリアルカラーを見慣れたアングラーには、肩すかしの感じがするかもしれません。しかし、このルアーはペンシルベイトに必要な飛距離や浮かべたときの姿勢を備え、ドッグウオークアクションもきっちりとこなすことができます。
マラスやケロールも同じように、見た目のキャラクター性からは想像できほどの芸達者ぶりを見せてくれます。マラスは見た目どおりのポッパーとしての機能にプラスして、ただ巻きすることによってシャロークランクとしての機能も果たします。ケロールに至っては、ドッグウオークアクションとスプラッシュを合わせ持ったペンシルポッパーとして様々な状況下で活躍し、特に野池によく見られる林のオーバーハング下のような小さなスポットをネチネチ攻めるのに適しています。ともに実績も十分で、特にマラスはカリフォルニア州のベイルレイクで行われたビデオ撮影時に60cmを超えるデカバスがヒットしたこともあるほどです。
特殊な状況を克服するために開発されたかわりものルアー
ワンダーはペンシルベイトのようでペンシルではなく、ミノーでもない、ましてやジグにもあてはまらない、まったく新しいコンセプトのルアーです。アクションは左右にふらふら揺れるだけで、まったくと言ってよいほどロッドに感覚は伝わってきません。これを1日中キャストし続けることは、実際にこのルアーの威力を体験したアングラー以外には耐えられない世界です。しかし、他のルアーには反応しないバスがワンダーだけに口を使ってくる状況があるのは事実です。
ある特定のベイトだけを狙っているバスは他のものにはいっさい興味を示さず、それをルアーで釣ることはかなり困難です。しかし、バスが見えている限りはなんとかしようと考えるのが釣り人の悲しい性。あらゆる手を尽くすのですが、どうにもならない場合がほとんどです。ワンダーはそんな特殊な状況下の中のバスを釣るために考え出されました。アクションはただ巻くだけとフォールさせることを組み合わせて誘います。狙うエリアはベイトフィッシュの存在が絶対条件で、バスがフィーディング状態に入っていればこのルアーの威力を十二分に体験できることでしょう。
ワンダーが新しいコンセプトの元に作られたルアーだとすれば、忘れかけられていたものを新たに暖めなおしたのがシンバルバイブです。金属製のバイブレーションルアーには、ヘドン社のソナーという独自の分類を持つ製品がありました。しかし、このルアーも日本のルアーの流れからは取り残され、忘れ去られようとしていました。しかし、応用範囲の広いルアーというスーパーエイトシリーズのコンセプトを考えた際に、メタル素材の持つ抜群の飛距離は魅力でした。結果、このルアーも発表直後から話題を呼び、冬の琵琶湖の岸釣りやリバーバッシングで多くの実績を残しました。
以上、ざっと説明しましたが、ここではあえて詳しいハウツーは避けています。なぜなら、これらのルアーはいつ、どこで、どんなときに使えば釣れるかということよりも、それぞれのアングラーがいつこのルアーで釣りたいかの方が大切だと思うからです。あえて楽しみたいと思うのなら、自分が納得できるように、とことん楽しんでいただきたいと思います。それがありなのもバスフィッシングの奥の深さゆえではないでしょうか。
●風がわりなルアーのインデックスへ
●ラッキークラフトルアー完全マニュアルのインデックスへ
●Bassingかわら版の最初のページへ
下野プロのひとことインプレッション
「○○○…」
97年7月に発売されたペンシルペンシルは、ルアーの見た目を優先し、形がリアルなものほど釣れると思われていたルアーブームに対して、ルアーはアクションで釣れるという証明するためにラッキークラフトが洒落で挑んだルアーだ。
そのカラフルなカラーと見た目の楽しさから、キーホルダーとして使っている人も少なくない。しかし、その見た目の楽しさだけでなく、魚を釣るための絶妙のアクションを出せるようにアイのポジションやウエイトバランス、浮く角度のすべてについて何度もテストが繰り返されてできあがった本格派ペンシルベイトなのである。
ペンシルペンシルが属する@SUM(アットマーク・サム)シリーズは、ハンドメイドプラグビルダーの山岡勲氏のデザインしたルアーをラッキークラフトがプラスチック化したものだ。@はコンピューターの加算処理(足し算)を行う関数で、このシリーズはX+Y=Zの式のように二つ以上の要素を兼ね備えている。ペンシルペンシルは、その名の通りペンシルの形をしたペンシルベイトなのでペンシルペンシルと名付けられた。
ペンシルペンシルはボディーにボリュームがあるため十分な飛距離が生まれ、着水音も甘く、着水時に深く潜ならい。 この着水時に深く潜らないことにより、水面直下の障害物にからみにくく、その分タイトに攻めることができる。
ペンシルペンシルの最大の特徴は、水を受ける腹側の部分がフラットなことにある。このフラットな部分が水を押し、移動距離が短い小刻みなドッグウオークが簡単にできるため、ピンスポット狙いも可能だ。さらに、ただ巻くだけでもフラットな部分の抵抗でボディーを左右に振りながら泳ぐので広い範囲も探れ、その独特の引き波でバスを誘うのだ。また、強めにチョンとロッドアクションを加えれば、ダイブやスプラッシュまでもこなしてくれる。見た目からは想像できない様々なアクションを使い手のアイデアとテクニック次第で引き出すことができる本格的なペンシルベイトなのだ。
ペンシルペンシルのカラフルなカラーに関して、キイロがよく釣れるといううわさがあった。しかし、これはキイロというカラーが人間側から確認しやすい色であることから特に目に付いたせいではないだろうか。ペンシルペンシルのカラーリングは単一色なので、バスの反応するカラーについて研究するのにもうってつけではないだろうか。
●風がわりなルアーのインデックスへ
●ラッキークラフトルアー完全マニュアルのインデックスへ
●Bassingかわら版の最初のページへ
下野プロのひとことインプレッション
「○○○…」
@sumシリーズの第一弾として97年5月に発売されたマラスは、トップウオータープラグとクランクベイトの2つの顔を持ったプラグだ。このマラスの形状からトップウオータールアーだと思う人も多いと思う。しかし、その独特の形状のヘッドは使う人のアイデアによってカップにもリップにもなりうる。ロッドアクションにより、泡を噛んでダイブし、左右に首を振り水面でもだえさせられる。ただ巻きでは、チョロチョロとネズミのように水の中を泳ぐ、というように実にいろいろなアクション表現が可能なルアーなのだ。
マラスの金型を金型屋に発注する際に仮に「マウス」と書いておいたところ、文字が汚かったのか、図面ができ上がったときに「マラス」という名前に化けていた。「マウス」よりも響きがよいということで、そのまま「マラス」と名付けられた。
@sumシリーズのコンセプトである、ちょっとお茶目な形状をしたマラスは、陸っぱりファンには必携のルアーだ。
ファットなボディでリップのない形状は空気抵抗も少なく、ボリュームがある後部にウエイトが固定されているので抜群の飛距離が得られる。
小さく鋭くロッドアクションをつければカップが泡を噛んでダイブし、ミノーをトイッチするような感じで細かくロッドを動かすと同じリズムで連続180度以上のターンをピンスポットで繰り返すトップウオータープラグとして使える。このときのコツは、ラインを引っ張らず竿先でラインを細かくトントンたたくようにする。180度ターンでは、あまりに激しく動き過ぎてフロントのフックがラインを拾ってしまうことがあるほどだ。
ただ巻きをすれば、他クランクベイトとは明かに違った独特のローリングアクションを伴った激しいウォブリングアクションで水深30cmから50cmを泳ぐシャロークランクベイトに変身する。
97年8月のベイルレイクで下野プロが60cmオーバーを連発しているのをビデオでご存知の人も多いだろう。ロングキャストが可能で、これ一つでトップとシャロークランクをカバーし、ビッグフィッシュキラーのマラスは、荷物を少なくしたい陸っぱりアングラーだけでなく、バスフィッシングに新しい可能性を求めるすべてのバスアングラーに欠かせないルアーだ。
●風がわりなルアーのインデックスへ
●ラッキークラフトルアー完全マニュアルのインデックスへ
●Bassingかわら版の最初のページへ
下野プロのひとことインプレッション
「○○○…」
コンピューターテクノロジーで生まれたヴァーチャル(虚空の)フロッグ(カエル)、ケロールは98年7月に発売された。以前はデザイナーがイメージする世界をコンピューターで完全に具現化することが難しかったが、3DCG(コンピューターグラフィック)技術の発達により、いろいろな形を立体的にシュミレーションし、設計できるようになった。ケロールは、そんなコンピューターテクノロジーの発展から生まれたルアーだ。
ケロールの名称は、カエル型のルアーがロールをする、またはクロールをするということからきている。
水平に近い角度で水に浮いた姿は、見る人によってはのんびりとしたカエルに見えたり、ネズミに見えたりするが、水に潜ることはない。キーホルダーや携帯電話のストラップにも最適な、とてもかわいいユニークな形をしているが、ラッキークラフトが作るルアーだけあってアクションは一級品で、魚を釣るための実力は十分過ぎるほど。
ケロールのアクションの最大の特徴は、フロントのカップに軽く水をかんだスプラッシュをともないながら移動距離の短い180度の近い首振りをこなすことにある。ピンスポットでネチネチと細かく動かすことができるため、野池やリザーバーのピンスポットを攻略するにはもってこいのルアーだ。この場合、できるだけロッドティップを小刻みに震わせてアクションをつけるのがキモだ。
少し強めに引けばフロントのカップがきれいなスプラッシュを前に飛ばす。ポップ音がしないのも特徴だ。連続的なロッドアクションによる連続スプラッシュは、真夏の昼間にストラクチャーの横を素早く通すと、とても効果的だ。
ゆっくりとただ巻きをすれば、デリケートなウォブリングアクションで泳いでくる。夕方にはゆっくりと水を押す感じで手前に少しずつ引いてくるアクションがよく効くことがある。
三つの特徴的なアクションと、そのサイズに似合わない飛距離と抜群のキャスタビリティー性能によって、野池やリザーバーでバスと遊ぶにはもってこいのルアーだ。もっとも、カエルのルアーだからといって、ウシガエルに遊ばれないように注意しよう。
●風がわりなルアーのインデックスへ
●ラッキークラフトルアー完全マニュアルのインデックスへ
●Bassingかわら版の最初のページへ
下野プロのひとことインプレッション
「○○○…」
98年11月に発売されたワンダーは、WANDER(フラフラと)とWONDER(不思議な)の両方の意味をもたせて「ワンダー」と名付けられたように、フラフラと泳ぐ不思議なプラグだ。
秋になると琵琶湖北湖の河口部にはベイトフィッシュを追って大量のバスが集まる。夕方にはシャローのあちらこちらでベイトを追いかけ回してバスがジャバジャバするが、ミノーを投げてもトップを投げてもまったく反応がなく、ワームでの反応もあまりよくないことがある。そのような状況のときにバスを釣るための山岡勲氏のアイデアをプラスチック化したのがワンダーなのだ。このことから出荷時期は、バスがベイトフィッシュに付く秋から初冬に設定されている。
ワンダーの特徴は、リップやカップなどの水の抵抗を受けるべきものが何もない棒のようなボディシルエットにある。空気抵抗になるものがないためキャストの距離が伸びる。スローシンキングのため着水後に水平姿勢を保ちながらボディを左右に揺らせてユラユラと落ちていく。ただ引きではリップがないのにボディをロールさせながらフラフラとさまようように泳ぐという独特のアクションをこの棒状のボディが生みだすのだ。
スローシンキングだが、リトリーブを始めるとすぐに浮き上がるので、水面下30〜50cmの所をフラフラと泳がすことができる。また、着水と同時にリトリーブを開始すれば水面スレスレを泳がすことも可能だ。
使ったことがある人はわかると思うが、引いたときの抵抗感がほとんどないため退屈してしまうかもしれない。そんなときは、ときおり引くのを止めてやると左右にボディーを揺らしながら水平姿勢で沈んでいく。そのアクションにもよくバスが反応するので、リフト&フォールも効果的な使い方だ。
ワンダーを引いてきて「コツッ」とアタリがあったときに即合わせするのではなく、トップウオーターやノーシンカーワームのように、アタリがあってから竿先が持っていかれたときに追い合わせをするのがコツだ。アタリがあったときに早合わせをするとバラす確率が高くなってしまう。
シーバスファンの人ならわかると思うが、ワンダーのフラフラ、ノタノタした動きは、シーバスにも非常に効果がある。
●風がわりなルアーのインデックスへ
●ラッキークラフトルアー完全マニュアルのインデックスへ
●Bassingかわら版の最初のページへ
下野プロのひとことインプレッション
「○○○…」
S-8シリーズの第二弾として98年11月に発売されたシンバルバイブもまた山岡勲氏のアイデアから生れた金属製のバイブレーションだ。シンバルのように、2枚の金属片によって構成されていることからシンバルバイブと名付けられた。アルミの板が2枚合わせてあり、それが動いてカシャカシャと音を出すのでシンバルバイブと呼ぶと思っている人もいるかもしれないが、実際にリトリーブを始めると板のすき間は水圧を受けて広がったままで、開いたり閉じたりして音を出すことはない。
シンバルバイブの最大の特徴は、重ね合わせた2枚のブレイドがリトリーブと同時に水を受けて開き、ローリングを伴いながら左右に激しく横飛びするという、今までのルアーにはないアクションをすることにある。
また、沈みの早かった従来の金属製バイブレーションルアーにくらべ、シンバルバイブはボディー素材にアルミ合金を採用することにより素早く浮き上がるため、シャローウォーターでの釣りに威力を発揮する。シンバルバイブがターゲットにする深度は1.5〜2m程度で、バイブレーションルアーとしては浅い方だ。空気抵抗が少なく、よく飛び、リールの巻き上げ感も軽いので、スピニングロッド1本持って出かける陸っぱりにはもってこいのルアーだろう。
シンバルバイブの使い方として、通常のリーリングの他にリフト&フォールも効果的だ。この場合、シンバルバイブ自体が軽く沈下速度が他の金属製バイブレーションにくらべると遅いため、ロッドを速く戻し過ぎるとラインがフックにからまることがあるので注意してほしい。根がかり対策としてダブルフックに交換して使っても、ボディー自体が薄いのでフッキング率がそれほど悪くならないのもシンバルバイブの特徴だろう。
シンバルバイブは、開発者泣かせのルアーだった。アルミの板に鉛を両面テープで張り合わせた簡単なテストサンプルだとアクションが出せるのに、すべてを一体で作ろうとするとまったくアクションが出ない。鉄で作ればソナーのように重くなってしまってアクションの質が違ってしまう。結局、アルミに鉛を取れないように付けるしかなかったのだ。また、2枚の板をつなぎ合わせるスプリットリングまで特注するはめになってしまったため、発表から量産化までに2年の月日を要する結果になってしまった。
●風変わりなルアーのインデックスへ
●ラッキークラフトルアー完全マニュアルのインデックスへ
