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■インターネット版
ラッキークラフトルアー
完全マニュアル
99年7月16日発売のムック「ラッキークラフトルアー完全マニュアル」のインターネット版です。ラッキークラフトルアーに関するありとあらゆる情報を網羅しているデータベースの中から、このページではクランクベイトに関する情報ばかりを集めました。
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CB-50 |
下野プロのひとことアドバイス
「バスがいる水深をきっちり釣る。
この基本を誰でも簡単にできるのがクランクベイトやね」
数あるプラグの中でも、クランクベイトはミノーと1、2を争うほど種類が豊富です。小さなリップのシャロークランクから、しゃもじのような大きなリップの付いたディープクランクまで、サイズやデザイン別に数多くの種類がアングラーのタックルボックスの中で出番を待っています。当然のことながら、私のタックルボックスにも多くのクランクベイトがストックされていて、ガイドやトーナメントでも度々活躍し、よく釣れるルアーとして愛用しています。
クランクベイトの最大の利点といえば、バスがいる層を効率よくイージーにチェックできることでしょう。もちろん、他のルアーでも当然可能なことですが、クランクベイトの場合はチェックしたい水深に合わせた潜行深度のものを選んでやることによって、誰でも簡単に一定の水深をキープしながら広い範囲をチェックすることができます。
水面直下から水深5mを越えるディープまでの水中を正確に輪切りにしてチェックするのは、クランクベイト以外のルアーではかなりのテクニックが必要です。特に水深が深くなればなるほど感覚がつかみ難く、アングラーの腕によって大きな差が出ます。それなら、ウェイトの重いラバージグやヘビーキャロライナリグでチェックすれば簡単ではないかと思われがちですが、それで対処できる状況ばかりではありません。確かにディープの底ベッタリにバスがいるときなら簡単でしょう。しかし、底を切ってサスペンドした状態になれば、それこそお手上げです。サスペンドしているバスに対しては、バスのいる水深をキープして釣りをすることが何より効果的なテクニックであり、それには熟練した技術が要求されることは言うまでもありません。
ここで重要なのは、バスのいる水深をキープするということの意味をしっかり理解していただきたいということです。そして、クランクベイトを使えば、それぞれのルアーの潜行深度を把握することにより、一定の水深を誰でも正確に釣ることができるということをしっかり理解していただきたいと思います。
バスがいる水深を把握し、きっちり釣ることの重要性
バスの目の前にルアーを通してやるということは、バスフィッシングにおいて基本中の基本です。しかし、その目の前という言葉に大きな落とし穴があることを理解しているアングラーはそう多くはありません。よく言われるように、冬は底近くにいて夏は中層でサスペンドしている、それは正解なのですが、それにプラスしてバスが意識している方向というものがあります。
1年を通して説明してみると、まず冬は底近くのポジションから自分と同じ水深か下方向のものをより強く意識しています。この状態では活性も低く、ルアーを追い食いすることはまれです。
水温が上昇し、水の中が春になってくるとバスは底から少し離れてサスペンドし始めます。意識する方向も自分を中心に360度に広がっていますが、中でも上方向への意識が強くなり始めます。これが、底を切ってサスペンドしている春のバスがロングビルやショートビルのミノーに強く反応する理由の一つです。
夏になるとバスは中層にサスペンドし、自分がいる水深よりも上方向に強く意識が向きます。これが日差しが強まる日中になると、意識は自分の目の前の方向に移行していきます。また、この日中のバスはそれほど活発にはルアーを追いません。目の前に来たときだけ口を使います。ここまで言えば、私がなぜこの季節にジグヘッドのフォーリングを多用するかが理解できるでしょう。
秋になると、夏よりも底近くへ落ちてサスペンドし始めます。バスが意識する方向は春と同じく自分を中心に360度に広がっていますが、適水温に近いため行動範囲が広く、ルアーを追い食いすることも多くなります。
これが1年間を通しての基本的なバスの意識の方向です。しかし、これはあくまで基本的な考え方であり、その日の天候条件などによっても変化はあるので、実際に釣り始めてみないことには判断は下せません。
最初に述べたバスがいる水深をキープするということの意味は、単純にバスがいる水深だけを考えてルアーを通してやるだけではなく、バスが意識している方向までも考えに含めて釣りをするということです。そうすることによって、より効率のよい釣りができるわけです。
ここまでの説明で、クランクベイトを使いこなすためには潜行深度を把握することが重要だということを理解していただけたと思いますが、それに続いて大切なのがアクションによる使い分けです。クランクベイトは基本的に投げて巻くという単純な動作で十分にバスが釣れるルアーです。誰が引いてもボディを左右に大きくくねらせるクランクベイトのアクションは、ペンシルベイトのドッグウオーキングやソフトスティックベイトの不規則なダートアクションと並んで、バスにとって強く何かを訴えかけるものがあります。
このクランクベイトのアクションについては忘れられない出来事があります。
それは、私がアメリカのトーナメントに参戦していたときのことです。アメリカのトーナメントの多くは、1隻のボートに2人のアングラーが乗って釣りをします。その日、私は、ある湖のシャローエリアでパートナーとクランクベイトで釣り競う状況になりました。そのときラインに結ばれていたのは、当時絶対的な自信を持っていたCB-200で、パートナーはアメリカの釣具店ならどこにでもあるアメリカ製のクランクベイトでした。ルアーの飛距離、性能、見た目のリアルさなど、すべての面で優れているCB-200を手に、私は「楽勝やんけ」と思いつつボートを流していったのですが、結果は彼の圧勝でした。
そこで、何が原因だったのかを考えてたどり着いた答が、アクションの違いだったのです。CB-200は正確に言うと純粋なクランクベイトとは言えません。なぜなら、障害物に対する回避能力や多種類のラトル音による集魚効果など、いくつかの特定の性能を優先させて作ったルアーで、バスに対する効果はどちらかと言うとバイブレーションプラグに近いルアーです。つまり、特定の性能を追求した結果、見た目はそっくりでも、中身は従来あるクランクベイトとはかけ離れたものになっているのです。そして、このときバスが好んだのは、ボディを左右に大きく振るクランクベイト本来のアクションで、CBが持っているバイブレーションプラグのような細かいアクションではなかったのです。
この出来事を教訓に作られたのがクラシカルリーダーで、このルアーは本来のクランクベイトが備えているアクションをより明確に出すために作られました。だからといって、クラシカルリーダーがいつ何時でもオールマイティなわけではありません。状況によって、クランクベイトの水深を使い分けるのと同じように、アクションも使い分ける柔軟さが大切です。
春のプリスポーニングに効くシャロークランキング
では、具体的な例を挙げながら、私がクランクベイトを多用する状況をいくつか説明していきましょう。
まず、1年を通して最初にクランクベイトが活躍するのが、プリスポーンでシャローに上がりきる前のバスを狙うときです。
春のスポーニングを意識し始めたバスが、ブレークに沿って沖側から徐々にスポーニングベッドを作るシャローにバスが上がってくることは他の章でも説明したとおりですが、大抵のアングラーは沖寄りのウィードやブレークがらみのエリアをステイシーなどのロングビルミノーのポンプリトリーブで狙うか、アシ際を流しながら見えているバスをサイトフィッシングで狙うかのどちらかです。この二つに隠れてあまり使われることはありませんが、プリスポーン期のウラワザとしてボテボテのコンディションのよいバスを簡単に釣ることができるのが、シャロークランクのただ巻きです。
狙うエリアは、スポーニングベッドを作るであろう場所の手前でバスがシャローに上がる前にいったん止まる何らかの変化がある所を絞り込んでいきます。例えばウィードの塊であったり、マンメイドストラクチャーであったりと、とにかくバスがいったん止まりそうなものがあればいいわけです。
ルアーは水深に合わせて、クラシカルリーダーのSSRやSR、DR、CB-50、100、さらに現在テスト中のCB-0などを使い分けます。これらのルアーをシャローを流しながら投げては巻くという単純動作を繰り返すだけで、初心者でも簡単にバスを釣ることができます。このシャロークランクを使うコツは、まず早く巻き過ぎないこと。まだ水温の上がりきってない春のバスを相手にするわけですから、あまり早く巻き過ぎるとバスが追い切れない場合が多々あります。それともう一つは、バスの目線より上を通る深度のクランクベイトを選ぶことです。これは、先に説明したバスのシーズンごとの意識の方向にあてはまるのですが、春のバスが自分より上の方向への意識が強いことから、バスのいる位置よりも深く潜ってしまうクランクベイトでは、まったく効果が上がりません。バスの位置よりもやや上を通るクランクベイトがバスに対してアピールするわけです。
このシャロークランクベイトでのプリスポーンのバスの狙い方は、この時期の定番として琵琶湖や霞ヶ浦を代表とする、シャローが広がる湖では特に効果があります。また、野池や川など、あらゆるタイプの釣り場に応用が可能です。さらに水温の上昇にともない、バスが徐々にシャローへ移動して行くに従って、フローティングミノーのストップアンドゴーやペンシルベイトの連続的なウオーキングドッグアクションにチェンジすることで、プリスポーンのバスを釣り続けることができます。これは、シーズンごとのバスの動きを理解することによって、より簡単によいサイズのバスを手にすることができる典型的な例の一つといえるでしょう。
秋のクランクベイトは沖寄りの地形変化が狙い目
通常、クランクベイトが最も活躍するシーズンといえばやはり秋でしょう。真夏のうだり切った水温が下がって、湖中が適水温に近づいていくと、バスの活性も上がり岸際のシャローから沖のディープまであらゆる水深に散り始めます。そして、サスペンドしている状態が多いこのシーズンは、テンポよく中層を狙えるクランクベイトの出番が必然的に多くなります。もちろん、この時期になると、私のボートにもクランクベイトが結ばれたロッドが積み込まれるようになります。
この時期に私がクランクベイトで狙うのは、沖寄りのエリアのブレイクのショルダー周辺をウロウロしながらディープ側にサスペンドしているバスです。ブレイクといってもいろいろありますが、だらだらした角度のブレイクはパスしたほうがよいでしょう。例えば琵琶湖の北湖に見られる自然に急角度で落ちているブレイクや、琵琶湖南湖や霞ヶ浦に多い人工的な浚渫によるブレイクなど、はっきりと水深が変化したブレイクが狙い目です。これはブレイクに限らないことですが、すべてにおいてダラダラとした変化よりも、はっきりとした変化をバスは好むということをお忘れなく。
もう一つの条件として、ベイトフィッシュがいることも大切です。特にこのシーズンは、湖中が適水温に近く、シャローからディープまですべてのエリアにバスがいる可能性があります。それを絞り込まずに漠然と釣るのは、非常に効率が悪いことは言うまでもありません。そんな状況下でバスのいるエリアを絞り込むために、ベイトフィッシュの存在は重要な要素だと言えます。ベイトフィッシュが集まるための条件として、水質やウィードが多いか少ないか、などが判断材料になります。
釣り方としては、ブレイクのショルダー部分でサスペンドしているバスを狙うわけですから、ボートポジションをディープ側に取ってシャロー側に向かって投げます。その際、キャストの飛距離をできるだけかせいで、クランクベイトをきちんと底まで潜らせてやる必要があります。なぜなら、この状況で狙っているバスはブレイクのショルダーの外側にサスペンドしており、クランクベイトが底を叩きながらアクションし、ブレイクのショルダーを抜けた瞬間にヒットが集中します。その抜けた瞬間にアクションがかわることによって、バスに口を使わせるタイミングを意図的に与えてやることができるかできないかで結果が大きくかわってくるからです。
しっかりと底まで潜る潜行深度のクランクベイトを選ぶことの必要性についてはわかっていただけたと思うのですが、もう一つ大切なこととして、アクションによるバスの反応の違いをチェックしてやることがあります。この時期のバスは、50cmを越えるランカーサイズから25cmのチビバスまで、すべてが同じような行動をしています。そのため、デカいバスだけを狙う特定のパターンがすごく絞り込み難くなります。そうなると仕方がないので、数を多く釣りながらサイズのよいバスが釣れる場所を絞り込んでいく方法を取ることになるのですが、ルアーのアクションの違いによってチビバスばかりしか反応してこないことがあります。私はこのような場合には、大きなアクションよりも細かいアクションのクランクベイトの方がアピールすることとブレイクや浚渫の水深にあわせて、CB-350をキャストすることが多くなります。また、いくら大きなサイズのクランクベイトを使ったところでチビバスばかりのエリアで釣りをしていたら、ずっとチビバスが釣れ続くので、そういう場合はキッパリと見切ってしまう方が賢明です。
この時期のバスがサイズに関わらず同じような行動をしていることは先に説明しましたが、それと同じく、数尾から数10尾の群れになって回遊していることがほとんどです。例えば30cmなら30cm、40cmなら40cmの同じようなサイズばかりが集まっており、当然のことながら少しでも条件のよいスポットによいサイズのバスやって決ます。少しでもよいサイズのバスを狙いたいなら、テンポのよい釣りと見切りの早さが勝負となります。ただ、浚渫でできた穴などの場合は、その穴の周囲をグルグル回っていることが多いので、釣れなくなってもその穴に沿って探してみることをお忘れなく。
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下野プロのひとことインプレッション
「○○○…」
95年6月に発売されたCB-50は、水深1mまでのレンジを狙うためのシャロークランクベイトで、12ポンドラインを使用したきには約50cmの潜行能力を持ち、湖の岸際の浅い所や野池などのシャローエリアの多いフィールドで活躍する。CB-50には、2種類のガラスラトルが計8個、3種類のスチールラトルが計11個、総計5種類19個ものラトルが内蔵されている。
CBシリーズはCRANK BAITの頭文字を取って名付けられたが、下野プロが好きだったバイクにホンダのCBという名前のものがあり、その語呂合わせの意味も含んでいる。CB-50の出荷時期は、クランクベイトに絶好の季節の春と秋に設定されている。
CB-50の基本的なコンセプトは、CBシリーズの特徴である障害物回避能力を落とすことなくスーパーシャローエリアを攻めることができるクランクベイトを作るということにあった。
深く潜らせないためにはリップの長さを短くすれば簡単だが、それではCBシリーズの特徴である障害物回避能力が落ちてしまう。そこでCB-50はリップを短くせず、ストリームホールと言う大きな穴をリップに開け、さらにウェイトバランスを工夫することにより障害物を避ける設計にした。これによりリップを短くしなくても潜行深度を浅くなり、高い障害物回避能力を確保することにも成功した。
CB-50はローリング主体のアクションで、内蔵された多くのラトルにより、まるでバイブレーションプラグのようなサウンドを発生する。また、このサイズのクランクベイトとしては驚くほどの飛距離も特徴だ。
シャロークランクベイトは、春のスポーニング時期に威力を発揮する。その使い方は、3月下旬ごろのシャローに上がってきたばかりのバスの目の前をゆっくりゆっくりとただ巻きで通すだけでリアクションバイトしてくる。このときに早く巻くとバスが追い付けず、ワームなどを使ってもよいが、まだバスの数が少ないので手返しが悪くなってしまう。
このときのコツは、ルアーの背中が見え、引き波を立てるくらいのスピードでゆっくりゆっくりリトリーブすることだ。このときに最も活躍するのが、CB-50やCL-55SSRのようなあまり潜らないクランクベイトなのである。
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下野プロのひとことインプレッション
「○○○…」
94年11月に発売されたCB-100は、水深1〜1.5mレンジを効率よく攻めるためのシャロークランクベイトだ。
CB-100には、2種類のガラスラトルが計8個、3種類のスチールラトルが計11個、総計5種類19個のラトルが内蔵されている。CB-100の出荷時期は、クランクベイトの絶好の季節の春と秋に設定されている。
CB-100は、CBシリーズの中で最もテールを大きく振るウォブリングアクションが特徴だ。リトリーブ開始後のアクションの立ち上がりが早く、すぐに激しいアクションをはじめる。シャローの岸際からの短距離攻略に最適な、手返しのよいパイロットルアーとして使用することができる。
また、バスが水面近くや、水面近くまで伸びたウィードエリアのウィードの上にサスペンドしているときには、潜行深度の浅いCB-50や100が活躍する。ウィードエリアの場合、スピナーベイトやバイブレーションを使うことが多いかもしれない。しかし、CB-50や100を使うとスピナーベイトやバイブレーションよりもスローに引け、ウィードにも掛かりにくいので、バスの反応によりいろいろと使い分けるのがよいだろう。
最近、クランクベイトはボトムやストラクチャーなど何かにぶつけて使うものだと思っている人が多い。しかし、本来はある一定の水深をキープして釣るためにあるルアーだ。 例えば、バスが水深1mの所でサスペンドしているのならば、1m潜るクランクベイトを使って釣れば、誰にでも効率よく釣ることが可能になるのだ。
バイブレーションプラグでも一定の水深を引き続けることが可能だが、リトリーブスピードなどにかなり左右され一定のレンジをキープし続けるのは難しい。クランクベイトの場合は、リトリーブするだけで一定の水深をキープすることができる。
CBシリーズをボトムに当てて使う場合、狙う水深よりも少し余分に潜るモデルは、ボトムや障害物に触れた瞬間に跳ね上がるようにしてヒラを打ち障害物を回避していく。また、狙う水深よりもかなり深めに潜るモデルを使うと、障害物を回避しながら激しくボトムタッピングしていくという違いがある。
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下野プロのひとことインプレッション
「○○○…」
飛ぶ、かわす、響きわたるをコンセプトとしたハイブリッドクランクベイトのCBシリーズは、94年6月に発売されたCB-200から始まった。
ラッキークラフト最初のクランクベイト、CB-200は、シリーズ中最も障害物回避能力に優れ、ウィードですらかなりの確率でかわすことができる。そのため、水深1.5〜2mレンジのボトムにあるストラクチャーを攻略するのに適しているミディアムダイバーだ。また、クランクベイト本来の特性を生かし、水深2mラインにバスがサスペンドしている場合など、バスがサスペンドする2mレンジをキープしながら釣るのにも最適だ。
CB-200のアクションは、ローリング主体のウォブリングアクションで、あまりタイトな動きではない。出荷時期は、比較的バスが深場にいることが多い夏と冬に設定されている。
ヒラリとボディをひるがえして障害物をすり抜けて行くその姿を見ていると、まるで月面宙返りみたいだな、と思わせるところから「ムーンサルトクランクベイト」と呼ばれるCB-200は、バイブレーションプラグのようなラトル音を発し、障害物をタイトに攻められるルアーがほしいという要望から開発が着手された。初めはバイブレーションにリップを付けてみるという案も出されたが、浮力と障害物回避性能の面で断念され、最終的にクランクベイトタイプで試作を進めることになった。
バイブレーションプラグのようなサウンドを得るためにラトルを増やしていくと、当然ウエイトが増えルアーが浮かなくなってしまう。浮力を保ちながらラトルを増やすには、バランスを取るために入れているウエイトを軽くしなければならないのだが、そうするとラトルが動くことによって重心の位置が狂い、安定したアクションが出なくなってしまう。
そこで考案されたのがGプレートと呼ばれるセンタープレートだ。このGプレートでラトルルームを9室に区切ることによって、ラトルの移動によりバランスが崩れるのを防ぎ、2種類のガラスラトル計10個、3種類のスチールラトル計12個、総計5種類22個ものラトルを内蔵することができた。また、ラトルが当たる面積が増え、ラトル音が増えるという相乗効果も生まれた。
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下野プロのひとことインプレッション
「○○○…」
CB-250の発売は98年12月だが、それに先立ち、98年度のネットワークメンバーに継続メンバー1名プラス新規2名以上で申し込んだ場合、継続メンバーの方に申し込み特典として配られた。現在のところ、CB-250は発売された量も少ないので、見たことがない人も多いかもしれない。
輸出モデルということもあり出荷時期は決まっていないが、1年に一度は出荷される予定なので、広告やネットワークニュースに注意しよう。
水深2.5mレンジを攻めるために開発されたCB-250は、CB-200に少しだけ潜行深度をプラスして、もう少しボリューム感があるクランクベイトをアメリカのトーナメント用として使いたい、という要求から開発された。具体的には、毎年夏にネバダ州のレイクミードで開かれるWAN BASS U.S.OPENで使うことを想定して開発されたのだ。
ラスベガス近郊にあるレイクミードは琵琶湖の約5倍はあるという巨大なリザーバーで、たびたび強風が吹いて大荒れになることでも有名。U.S.OPENが開かれる時期はサマーパターンで、強い日差しが差し込む日中はディープウオーターでの釣りが主体になり、水深2.5mラインのボトムが見えるか見えないかの所にグッドサイズのバスがいるという。
CB-250のボディー自体はCB-200の形を継承し、5%ほど大きめで、リップ、ボディーの肉厚、ウエイト配分がかえてある。
クランクベイトには障害物に当たった場合、CBシリーズのようにうまくかわしてくれるタイプと、かわすのがあまりうまくないタイプがある。うまくかわしてくれるタイプは、ストラクチャーに当てて使い、あまりうまくないタイプはサスペンドしているバスに使うとよい。見分け方は、リップの先が丸くなってるのがうまいタイプ、直線的なものはあまりうまくないタイプとおおよその判断ができる。もっと簡単に見分ける方法は、コンクリート護岸などの底の硬い所でクランクベイトを引いてみるとよい。底に当たっても、ズルズルと底伝いに行く動きをするものは、かわすのがあまりうまくないタイプだ。
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「○○○…」
96年6月に発売されたCB-350は、潜行深度3.5mのミディアムダイビングクランクベイトだ。
CB-350は飛距離が十分で、ローリングしながらウォブリングアクションをする。8室のラトルルームに、ガラスラトル6個、5種類のスチールラトルが計14個、総計6種類20個のラトルを内蔵している。CB-350の出荷時期は、深場にバスがいることが多い夏と冬に設定されている。
CB-350は、水深2.5〜3mのボトムトレースに向くハイアピールのミディアムダイビングクランクベイトだ。ロングキャストできて3.5mまで潜るこのルアーを水深3mまでの場所で使うと、長い距離を激しくアクションし続け、ボトムの何かに触れたときヒラを打ちイレギュラーなダートをするため、他のクランクベイトでは釣れないバスをリアクションバイトで釣ることができる。
スローリトリーブでも激しいウォブリングをし、強いアピール効果が出る。どちらかといえば、スーパーファストリトリーブには向いていない。ルアーの動きとボトムの様子を感じ取りながら、ゆっくりと使うとよい。
CB-200の開発を進める中で、ボディ形状、ウエイトバランス、リップ位置、フックポジションがあるバランスになると障害物回避能力が非常に高くなることがわかった。それが他のCBシリーズにも生かされているのだが、CB-350はテスト段階でアイの位置決定に苦労した。
アイの位置調整が難しく、ルアーのアクションを安定させる方向へもっていくか(潜りやすくなるが障害物回避能力は落ちる)、障害物回避能力を重視するか、という両立できない問題に直面したのだった。結果、かなり微妙な位置にアイを決定せざる終えなくなり、初期モデルはアイのトゥルーチューンがとても難しかった。
現在販売されているモデルは、安定方向に修正してあるので、アイの調整は楽なはずだ。初期モデルとセカンドモデルの違いは、アイの位置がリップの穴の前寄りに付いているか、センターにあるかで見分けることができる。セカンドモデルは、アイをボディ側に寄せることでアクションを安定させている。もし初期モデルを持っていたら、そのルアーは、うまくチューニングさえできれば、非常に回避能力が高くて、しかもよく潜るという貴重品かもしれないので、一度チェックしてみてほしい。
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「○○○…」
クラシカルリーダーシリーズは「投げて巻くだけで釣れる」というルアーの基本的な使い方をマスターしてほしいという下野プロの思いから造り出された。CLシリーズのアクションは、典型的なクランクベイトをイメージさせるクラシックなものであり、形も少しクラシカルなものだ。また、釣り人を本当のバスフィッシングへ導く役目をしてほしいとの思いからクラシカルリーダーと名付けられた。
96年6月に発売されたCL-55SSRの潜行深度は1m以下で、12ポンドラインを使用した場合、約60cm前後となるスーパーシャローランナー(SSR)だ。
CL-55SSRは、頭を起点として大きくテールを振るウォブリング主体のアクションをする。また、水中での振動が強くアピール力も高い。スロートリーブ時の動きもよいので、ロッドを立てたり、ゆっくりとリトリーブすれば水面直下も引くことができる。そのため、アシ際のシャローやウィードが水面まで伸び気っていない表層を攻めたり、野池のシャローをテンポよく釣るのに欠かせないルアーでもある。
プリスポーン時には、背中が水面に出るくらいのスピードでゆっくりゆっくりリトリーブするとよい。また、アフタースポーン時の水面を意識しているがトップに出にくいバスには、ストップ&ゴーで誘うのも効果的な釣り方だ。
CL-55SSRとレンジが同じCB-50との違いは、CL-55SSRのラトル音がコトコトと低音なのに対して、CB-50はガラスラトルに代表されるように高音のサウンドとなっている。アクションもCL-55SSRがウォブリングが主体であるに対して、CB-50はローリング主体のアクションだ。また、CL-55SSRはリップが短いため、CB-50ほど障害物回避能力は高くない。
CLシリーズとCBシリーズはアクションもサウンドの質も違うので、その日のバスの状況に応じて使い分けるとよい。また、どちらかと言えば、サスペンドバス狙いにはCLシリーズ、ストラクチャーに当てながら使うにはCBシリーズが向いている。
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「○○○…」
96年8月に発売されたCL-55SRは、潜行深度が1〜1.5mのシャローランナー(SR)のクランクベイトで、ローリングをともなったウォブリングアクションをする。
使い方は、シャロークランクベイトの基本通りに、岸際のアシなどに向かってテンポよくキャストしては巻くことの繰り返しで手返しよく探っていく。また、このくらいの潜行深度のクランクベイトが野池では一番活躍してくれる。
CLシリーズの基本コンセプトは、「ただ投げて巻くだけ」でバスフィッシングの基本を覚えることができるルアーを作ろうというものだ。魚のいそうなポイントにどんどん投げては巻く釣りをベースに、釣れる場所を覚え、ルアーの引き方を理解し、カラーローテーションを考え本当のバスフィッシングを学んでいくという、いわば初心者を対象としたルアーとなっている。そのため、発売当初のカラーチャートはバスフィッシングの基本と言われるカラーばかりが用意された。また、アイも現在のものとは異なっていて、ペイント風のアイだった。
ボディの表面加工や塗装がシンプルなのは、価格を抑えバスフィッシングを始めたばかりの人にも気軽に使えるルアーで、しかも性能的には高度なものを、というこのルアーのコンセプトを考えてのことだ。CLシリーズが初心者を強く意識した製品であるとはいえ、ラッキークラフトの作るルアーに手抜きがないことは、下野プロが99年の春のシーズンのトーナメントでCL-55SSRと55SRを使い好成績を上げていることからも証明されている。
CL-55SRには、キヨスクバージョンというのがあるのはご存知だろうか? 96年9月、JR西日本が「琵琶湖ビッグバスチャンピオンコンテスト」を開催し、それに下野プロがスーパーバイザーとして協力していた。ラッキークラフトもその企画に協力し、琵琶湖周辺の一部のJR駅構内にあるキヨスクでフラッシュミノー80SP、ベビークランクSR、CL-55SRを販売した。発売されたルアーは、パッケージもカラーも通常に市販されているものと同じだったが、その中で唯一、CL-55SRだけオリジナルカラーのソリッドレッドが発売された。ほかでは発売されていないこのカラー、広瀬有紀プロも当時購入したものをスポーニング時期に愛用しているとか。持っている方は大切にしてほしい。
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下野プロのひとことインプレッション
「○○○…」
96年9月に発売されたCL-55DRは、潜行深度が2〜2.5mのディープランナー(DR)タイプのクランクベイトだ。ただ、現在のクランクベイト全般の流れからすると、このあたりの水深はミディアムダイビングに分類されるだろう。
CL-55DRは、ローリングをともなったウォブリングアクションで、CLシリーズの中ではローリングが強い方に属する。2〜2.5mの潜行深度は、1.5〜2.5mラインにある岩やオダなどのストラクチャー攻略。また足場の高い釣り場に最適なクランクベイトだ。
CLシリーズはクランクベイトの語源となったクランクアクション(カクカクという感じでギザギザの動きをする)が強く、水を押す感じがする。CBシリーズはローリングアクションが強く、水をかき混ぜるような感じで、サウンドもバイブレーションに近いものがある。このあたりの違いが両者を使い分けるときのキモだ。
サスペンドしているバスを狙う場合、バスがサスペンドしているレンジがわかれば、そのレンジを泳ぐクランクベイトで直撃すればよい。わからない場合は、浅いレンジから順番に探っていく方がよい。もし、それでバスがサスペンドしているレンジを見付けることができたらしめたもの。特に秋のバスはベイトフィッシュに付いていて、ほぼ同じレンジにいることが多いで、同じ湖の他のエリアに行っても同じルアーをキャストすればよいのだ。
また、琵琶湖などでベイトフィッシュの群れにバスが集団で付いている場合があり、このような所に当たれば入れ食いということもある。夢中で釣っていると、群れは移動していないのに、だんだんアタリが遠くなり釣れなくなってしまう。そんなときは、クランクベイトのタイプをCLからCBや、最近は少なくなったノンラトルのクランクベイトにかえたり、カラーローテーションをすると再び釣れ始めることがある。それでも釣れない場合は、何らかの原因(天候、日差しの強さ、風など)でサスペンドしているレンジがかわった可能性があるので、釣れていたレンジの上下を探ってみるとよいだろう。
橋脚や立ち木などの縦のストラクチャーに付いてサスペンドしているバスには、サスペンドしている水深より深く潜るルアーを引いてきてストラクチャーの横でリトリーブを止めてバスの目の前で浮かせると効果的な場合がある。この場合、ルアーに板オモリなどを貼り付けて、ゆっくり浮き上がるように調節するのも面白い。
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下野プロのひとことインプレッション
「○○○…」
ベビークランクシリーズは、小さなボディにガラスラトルを内蔵し、さらに重心移動システムも搭載しているのでキャストの飛距離は抜群。アクションも激しいウォブリングアクションが特徴のクランクベイトだ。
ボディーサイズも小さく、障害物に当たったときのヒラ打ちも優れ、ラトル音も大きいため、スレたバスだけでなく、ビッグバスも強く引き付ける魅力を持っている。
96年7月に発売されたベビークランク45SRは、スモールサイズのシャローランニング(SR)クランクベイトだ。細いラインを使えば、水深1mくらいまで潜らせることができる。また、スロースピードでもしっかりアクションするので、ロッドティップのポジションとリトリーブスピードを調整して水面下10cmくらいをリトリーブして、スーパーシャローを攻略することも可能。ファットなボディは浮力が強く、水面近くでの障害物回避能力にも優れている。
ベビークランクを使う場合、スピニングタックルなら少し硬めのロッドに、5〜6ポンドラインが使いやすいだろう。ベイトタックルの場合は、ライトアクションのロッドに多少太めのラインでも安定して動くが、やはり5〜6ポンドラインを使う方がキャストがしやすい。
ベビークランク45SRは、アシ際やウィードエッジをテンポよく探っていくのに便利なルアーだ。
水面下50cmくらいまで伸びたウィードエリアでは、ベビークランク45SRをストップアンドゴーで使う。リトリーブを開始し、ウィードに当たった瞬間にリトリーブを止め浮かび上がらせる動作を繰り返す。このストップアンドゴーの繰り返しで藻面をトレースすることにより、トップに出ないバスをバイトに持ち込むことができる。
サマーシーズンには、ロッドを立ててグラビングバズをするような感じで、ゆっくりとリトリーブするのが効果的だ。また、小さなボディを利用したトップウオーター的な使い方も面白い。チョンと巻いてはストップを入れることの繰り返しでけっこう釣れるので、ぜひ試してみてほしい。
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下野プロのひとことインプレッション
「○○○…」
ベビークランクは他のベビーシリーズ同様、しっかり泳ぐ、よく飛ぶ、よく釣れるというコンセプトで開発された。ベビークランクシリーズの出荷時期は、トラウトの管理釣り場で使いたいという要望がとても多いため、管理釣り場のシーズン(渓流の禁漁期間)に設定されている。
96年1月に発売されたベビークランク45DRは、潜行深度1.5mまでをカバーするディープランニング(DR)タイプのクランクベイトだ。この場合、普通のクランクベイトであれば1.5mというのはシャローからミディアムタイプだが、ベビークランク45DRのサイズでこれぐらい潜れば十分な深さだし、アクション的にもディープダイビングタイプだと考えた方が、このルアーの使い方を理解しやすいと思う。
ベビークランク45DRは、45SRにくらべて潜行深度が深いので、単純に狙う水深によって使い分けるとよいだろう。45DRと45SRのアクションにはあまり違いがないが、45DRのほうがリップが大きい分障害物回避能力が優れている。また陸っぱりで足場が高い所では、DRを使うと足元まできっちりリトリーブでき釣りの効率がアップするはずだ。
ベビークランクシリーズは、トラウトの管理釣り場でも人気のルアーだ。水深の浅い所ではSRを、水深のある所ではDRを使う。また、トラウトが回遊しているレンジに合わせて使い分けるとよい。
基本的な使い方は、初めはルアーがアクションする最低限のスピードでスローリトリーブする。最初からファーストリトリーブをすると、ベビークランクのアクションはけっこう激しいので、早くスレてしまう可能性があるからだ。トラウトが飽きかけたらファーストリトリーブをして誘うか、完全に飽きられる前にカラーチェンジをしよう。カラーチェンジをする場合、同系色にかえるのではなく、まったく違うカラーにチェンジしよう。また、オリジナルカラーにペインティングする場合、ゴースト系にするならクリアーを使い、蛍光色にするならパールホワイトを使えば下処理なしできれいな色を出せる。
それともう一つ、ベビークランク45DRを使って、ボトムに当てては止めてゆっくりと浮かび上がらせることを繰り返すと、スレ気味のトラウトが浮き上がってくる瞬間にバイトしてくる。これも管理釣り場でとても有効なテクニックの一つだ。
最後に、ベビークランクシリーズの手軽なチューニングを紹介しよう。ベビークランクをシンキングやサスペンドにして使えば、潜行深度を深くすることができるので、ノーマル状態では届かないレンジにいるバスやトラウトを狙うことができる。これにはアイの直前にスプリットショットを打つ方法や、ボディに板オモリを貼る方法があるが、オモリの位置によってルアーのアクションや潜り方がかわるので、いろいろ試してみよう。
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